最近気になるウオッチブランド――「TOM FORD(トム フォード)」を深掘り
ウェアからアクセサリー、コスメティックアイテムまで手掛ける「トム フォード」。世界でも知名度の高いこのラグジュアリーブランドは、映画にも度々登場する。例えば『007』ではジェームズ・ボンドがスーツを、『アイアンマン』ではトニー・スタークがサングラスを着用するなど、トム フォードはトレンドの最先端そのものだ。タイムピースにおいても同様で、2018年に颯爽と参入してから瞬く間に取扱店が増加。もっとも勢いのあるブランドに挙げられる。
TOM FORD(トム フォード)創業年=2005年 創業者=トム・フォード、ドミニコ・デソーレ 1994年から10年間グッチのクリエイティブ・ディレクターとして、現職のA・ミケーレ以上の旋風を巻き起こしたトム・フォード氏。2005年に自身のブランドを設立後も、彼一流のライフスタイル提案は刺激的だ。2018年、ベッドロックマニュファクチャリングと提携。イギリスのクラシックなテーラードスタイルを、ウオッチでも表現している。 |
腕時計のデビュー作にして大好評の角型クオーツ
印象的なレクタンギュラーシェイプとアラビア数字インデックスを持つトム フォード1stモデル。シンプルな装いのなかに漂う個性は、“スタイルで纏う腕時計”という世界観から構築されたもの。6つの素材、50種類から選ぶことができるストラップの付け替えにより、自分好みの一本が完成する。
引き通し式のストラップはアリゲーター、編み込みカーフ、ペブルグレイン、ポニーなど合計6つのマテリアルを展開。カラーも豊富に揃える。
さりげなくも確実にラウンドシェイプを強調
スイスメイドにこだわるトム フォード タイムピースに2019年加わった、ブランド初の機械式モデル。時分針をあえて同じ長さにして先端の形状で時刻を識別する手法、2桁のアラビア数字インデックス、丸窓のカレンダーなど、ピュアなラウンドケースとの調和が図られている。サンレイ仕上げのブラウンダイアルは最新色。
ストラップホール一体型ポリッシュカーブドケース。N.001と同様に、簡単にストラップを交換できる。なお機械式のN.002は、ムーブメントを鑑賞できるシースルーバック仕様になっている。
【WATCHNAVI Salonからひと言】
TOM FORDという、カリスマブランドならではのスタイリッシュさ。引き通しのストラップで“着替える”という新提案が、時計界にもたらした功績は大きい。さらにハイエンドな領域に踏み込むことに期待したい!!
問:トム フォード タイムピース TEL.03-4360-5608
https://www.tomford.com/