「パネライ」は1860年にイタリアで創業され、現在はスイスに生産拠点を構える高級時計ブランドだ。世界初の軍用ダイバーズを作り上げたことで知られており、いまでこそ時折ラグジュアリーな一面ものぞかせるが、多くのパネリスティ(=パネライ愛好家の通称)の間ではタフなデザインこそパネライの本領とされている。そんなファンたちを魅了するパネライが本格的にリリースが始まった。特徴はずばり、“ミリタリーグリーン”である。
ラジオミール-48MM
パネライ「ラジオミール-48MM」Ref.PAM00997 160万6000円/直径48mmの特大マットブラックセラミックケースと、マットミリタリーグリーンが融合したマッシブな一本。堅牢さに定評ある自社製の手巻きムーブメント、Cal.P.3000を搭載する。ベージュキャンバスのスペアストラップ付属。ブティック限定販売モデル
ラジオミールの新顔は威風堂々たる“ミリタリーグリーン”
グリーンダイアルで登場した4つのブティック限定販売モデルは、いずれも1940年代にパネライが作り上げた、進化系ラジオミールケースを採用。特有のクッションシェイプと、周囲に溶け込むミリタリーグリーンの融合は、まさしく軍用時計の佇まいとなっている。
こうした共通のデザインコードを持ちながら、それぞれに異なる個性を持たせる手腕は、まさにパネライデザインの真骨頂。そして、こんな大ヒット確定モデルを、パネライ ブティックのみで展開するというアプローチもまた、かつて軍事機密扱いとされていた同社製品らしい。
ラジオミール-45MM
パネライ「ラジオミール-45MM」Ref.PAM00995 135万3000円/ゼンマイを巻き上げるマイクロローターを組み込んだ、自社製Cal.P.4000を搭載。サイズは45mm径に対し、スリムな12.2mm厚となる。10気圧防水。ブティック限定販売モデル
ラジオミール GMT-45MM
パネライ「ラジオミール GMT-45MM」Ref.PAM00998 145万2000円/裏側に3日間のパワーリザーブ表示を持つ自動巻きムーブメント、Cal.P.4001を搭載した45mm径モデル。ベージュストラップとも絶妙な組み合わせ。ブティック限定販売モデル
ラジオミール GMT パワーリザーブ-45MM
パネライ「ラジオミール GMT パワーリザーブ-45MM」Ref.PAM00999 148万5000円/パワーリザーブとGMT表示を表側に装備。マイクロローター仕様の薄型Cal.P.4002を搭載する。自動巻き。ブティック限定販売モデル
パネライの原点「ラジオミール」とは!? パネライは、長らくイタリア海軍に精密機器を納入していた。その流れを受けて誕生したのが、暗闇でも時刻が確認できる蛍光物質「ラジオミール」を用いた防水腕時計だった。1938年に完成した世界初の軍用ダイバーズは、特殊潜水部隊の活躍の原動力となったのである。 (写真左)パネライが1936年に開発したダイバーズの試作機。これをベースに「ラジオミール」を完成させた。特殊な蛍光物質を塗布したダイアルは、上半分がローマ数字、下半分がアラビア数字になっている。工作員が水中でも瞬時に時刻を確認できるよう考案されたデザインだ。(写真右)低速潜水艇S.L.C.にまたがるイタリア海軍の特殊潜水部隊。彼らの装備品として「ラジオミール」は開発された。 |
問:オフィチーネ パネライ TEL.0120-18-7110
https://www.panerai.com/