毎回感激モノのロンジンの復刻時計。新作は1940年代のクロノグラフがモチーフ
古くは、大西洋単独無着陸飛行に人類史上初めて成功したチャールズ・リンドバーグのために航空時計を製造したほか、アインシュタインや西郷隆盛にも愛用されたという逸話を持つのが、スイスの「ロンジン」である。そのアーカイブは膨大で、本社のあるサン=ティミエに設立されたミュージアムには多くが収蔵されており、時計好きなら一度は訪れたいと夢見る場所となっている。そんな老舗ブランドが手掛ける最新の復刻時計が、「ロンジン ヘリテージ クラシック クロノグラフ 1946」だ。
レトロな外観に最新のシリコン製ひげゼンマイを搭載
新作は心地よい装着感と存在感を放つ、適度なサイズの40mmステンレススチールケース。ここにロンジン専用のキャリバーL895.5を搭載している。この自動巻きムーブメントの採用によって、モチーフとなっている1946年製ウオッチの最大の特徴=2カウンターを実現した。なお同ムーブメントは、磁気や温度変化、衝撃にも優れた耐性を誇るシリコンひげゼンマイが投入されている。
文字盤は古典的なドームフォルムで、シルバーオパーリンカラーに仕上げられており、当時使われていたブレゲ数字やブルースチールの針、LONGINESロゴもオリジナルの字体をそのまま使用している。一方で、ムーブメントと同様に現代的なパーツとして、風防は反射防止加工されたサファイアクリスタルになっているほか、ブラックレザーストラップはツヤ感を残したセミマット加工で、適度な柔らかさとビンテージ調の風合いを意図的に出すなど、高度な技術が駆使されている。
「翼のついた砂時計」をブランドロゴに据えているロンジンは、伝統、エレガンス、パフォーマンスを基本に、これまで数多くの傑作時計を手掛けてきた。そんな輝ける“レガシー”を最大限に生かすべく、最先端の技術を駆使してリバイバルモデルを定期的に発信している。今回の「ロンジン ヘリテージ クラシック クロノグラフ 1946」も、後世に称賛される逸品となるに違いない。
問:スウォッチ グループ ジャパン ロンジン事業本部 TEL.03-6254-7351
https://www.longines.jp/