ポルシェが氷上を駆け抜ける伝説的なレースを称えるブラック・クロノグラフが発売
憧れのスポーツカーブランド、ポルシェの創立者フェルディナント・ポルシェ博士の孫にあたり、「ポルシェデザイン」を1972年に興したのがフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェである。名車「ポルシェ 911」を手掛けた彼は、ポルシェに伝わるデザイン哲学や設計思想を他のプロダクトに生かすため、このデザインオフィスを開いたとされている。ポルシェデザインは腕時計もラインナップしており、その最新作はポルシェと関係が深い“ツェル・アム・ゼー”で開催されたレースにフィーチャーしたモデルとなっている。
アルプスの美しい景観をバックに氷上で行われる伝統的レース
ツェル・アム・ゼーで2大会連続開催となった「GP アイスレース」は、1952年にフェルディナント・ポルシェ博士が主催者に名を連ねた頃から、オートバイや自動車による氷上のグランプリレースへと進化した。2019年、45年振りにポルシェファミリーの末裔が復活させたことで話題をさらった同レースに、もちろんポルシェも参戦したのだった。
開催地ツェル・アム・ゼーは、スイス有数の観光地サンモリッツと肩を並べるほど、アルプスの壮大な景色を臨めるリゾート地だ。ここはかつて、フェルディナント・ポルシェ博士が家族のために「シュットグート」を建てた地であり、ポルシェにとって第二の故郷とも言える。
これらのバックグラウンドもあり、ポルシェデザインはGP アイスレースのオフィシャルタイミングパートナーを務めた。それと同時に、スペシャルモデル「クロノタイマー GP アイスレース スペシャル・エディション」を発表。人気のクロノタイマーをベース機に、氷をイメージさせるアイスブルーやホワイトをアクセントとして用いるなど、氷上で競われる特異なレースのスピリットを巧みに表現している。
日本でも手に入るかもしれないレアピース
チタンケースからカーフスキンストラップ、そしてマットな質感のダイアルまで、精悍なブラックでまとめられた外観に、文字盤上にはひと際目立つレーシング・レッドのクロノグラフ針と、GP アイスレースを称えるロゴをレイアウト。ケースバックはスモーク加工されたサファイアクリスタルがセットされており、伝統的かつ信頼性の高いバルジュー7750のメカニズムを鑑賞することができる。その周囲に「GP ICE RACE」のマークがあしらわれている点も見逃せない。
その他、ホワイトのステッチが施されたカーフスキンストラップは、ポルシェの内装と同じレザーと糸が使われているなど、「クロノタイマー GP アイスレース スペシャル・エディション」はカリスマ的なスポーツカーのDNAを宿す特別な一本。ドイツとオーストリアのみで販売される限定モデルだが、ポルシェデザインの腕時計を扱う正規販売店ではスポット注文による取り寄せができる可能性があるとのこと。詳しくは、下記に問い合わせいただきたい。
問:ノーブルスタイリング TEL.03-6277-1604
http://noblestyling.com/porschedesign/