グランドセイコー60周年の記念時計は紺文字盤に神々しい黄金のGSロゴが鎮座
「グランドセイコー」は、1960年にセイコーが“国産時計の最高峰を目指す”という崇高な目標を掲げたことでファーストモデルが生まれ、技術の粋を結集して9Rスプリングライブモデルや9Fクオーツモデルなど、数々の高精度仕様や話題作を輩出してきた。かねてより海外では“ジャパニーズ・クオリティ”として注目を集めてきたが、2017年にセイコーから独立ブランド化され、さらなる高級路線を打ち出している。そんなグランドセイコーは2020年に誕生60周年を迎え、世界限定1500本のアニバーサリーモデルをリリースすることとなった。
日本最高峰の技術と格式を詰め込み、狙うは世界の頂!!
「グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 60周年記念限定モデル」と名付けられた本作は、日本の伝統色でブランドカラーでもある紺(グランドセイコーブルー)を文字盤カラーに採用。その12時位置には黄金に輝くGSロゴをあしらい、秒針と6時位置の英字に日の丸を彷彿とさせる赤を配色した。そして紺文字盤上のアプライドインデックスとドルフィン型の時分針は、確かな視認性と存在感を発揮。まさにメモリアルイヤーにふさわしい、秀逸なデザインが完成したのである。
グランドセイコーはすべてのコレクションを通し、「セイコースタイル」と呼ばれる歪みのない平面を主体とする独自デザインに則って、美しさと実用性を兼備している。本作も、匠の技が垣間見れるディテールをいくつも持つ。高度なザラツ研磨を施したラウンドケースは、鏡面とヘアラインの加工を明確に分けることで陰影を強調し、複雑なフォルムを際立たせている。またダイヤモンドカッターで磨きをかけ、立体的な多面体を構成するバーインデックスも見どころだ。このように手作業による丹念な仕上げによって生み出される外装は、派手さとは無縁なGS本来の優雅さとプライドを感じさせる。
搭載ムーブメントは、セイコーが自社で開発から製造まで行う自動巻きのキャリバー9S85。毎時3万6000振動(毎秒10振動)の高速振動を実現するメカで、振動の耐性が高く、姿勢差による精度差や日差のばらつきを低減。静的精度で平均日差+5秒~-3秒、ゼンマイをフルに巻き上げると約55時間も持続する。なおこの精緻なハイビートムーブメントは、シースルーバックのガラス面を通して鑑賞することができる。
1960年の誕生時から誠実な時計作りを厳守してきたグランドセイコー。その集大成といえる60周年記念モデルは、世界が惚れるに違いない“ジャパニーズ・クオリティ”の逸品。限定1500本という生産数は、その需要からしてあまりにも少ない。
問:グランドセイコー専用ダイヤル TEL.0120-302-617
https://www.grand-seiko.com/jp-ja