2020年新作時計――「BVLGARI(ブルガリ)」は超薄型ウオッチのラインナップを強化
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループは、約70の高級ブランドを傘下に収める複合企業である。ラグジュアリー業界におけるこの最大手に属するウオッチブランドは、ひと足先に2020年の新作一部を発表している。今回は、近年技術面で目覚ましい発展を遂げ、魅力的なタイムピースを輩出している「BVLGARI(ブルガリ)」の3本に焦点をあてる。
【NEW MODEL 1】
さらなる広がりを見せるオクト フィニッシモの深遠なる煌めきの世界
ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック セラミック」Ref.103368 184万6900円
オクト フィニッシモ オートマティックで初のフルセラミックウオッチ。ブレスレットはサテンとポリッシュのコンビネーション仕上げで、文字盤にもセラミックを採用している。裏側からは、自動巻きムーブメントとして世界最薄となる2.23mm厚の極薄キャリバーBVL138の動きが確認できる。巻き上げ効率の高いプラチナ製マイクロローター搭載で、約60時間パワーリザーブを有する。直径40mm(厚さ5.5mm)。30m防水。4月発売予定。
ブルガリによってオクト フィニッシモはまだまだ進化する
ウオッチナビ編集部が注目しているのは、漆黒を纏ったフルセラミックのオクト フィニッシモ。仕上げ分けされたブレスレットの鏡面は、わずかな面積にも関わらず、その光沢感によって時計の存在感を際立たせていることが印象的だ。同様の仕様で発表されたステンレススチールモデルでは、リューズがねじ込み式となり、防水性能が100mに向上。昨今のトレンドになっているラグジュアリースポーツウオッチ市場に、わずか5.15mm厚という驚きのスリムな設計で一石を投じるモデルとなりそうである。このように世界最薄モデルに着用シーンの広がりを持たせるなど、ブルガリの技術力の高さに改めて感服。
【NEW MODEL 2】
スペックアップを果たしてアクティブシーンにも対応
ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック ステンレススティール」Ref.103297 141万9000円
スクリューダウン式のリューズを初採用したオクト フィニッシモ オートマティックは、防水性能が100mにまで向上。より普段使い向きの一本となった。ブレスレットも一部にポリッシュを施すコンビネーション仕上げで、シックな雰囲気に。自動巻き。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径40mm(厚さ5.15mm)。7月発売予定。
【NEW MODEL 3】
薄型設計ながらゴールド特有の表情の豊かさをアピール
ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック ピンクゴールド」Ref.103286 239万円
剛性の求められる薄型ケースをゴールドで実現するのみならず、コンビネーション仕上げで様々な輝きを演出。ステンレススチールよりもやや厚みを持たせた5.25mm厚の18Kピンクゴールドケースに、ブラックアリゲーターストラップを組み合わせ、文字盤もブラックラッカー仕上げにしてバランス感覚に優れる高貴なツートーンとした。自動巻き。直径40mm。7月発売予定。
問:ブルガリ ジャパン TEL.03-6362-0100
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