後世に語り継がれる定番時計「ジャガー・ルクルト レベルソ」――クラシカルデザインに驚きの反転式ケースを備える
「JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)」は、ジュウ渓谷で1833年から続く老舗ウオッチブランドである。スイスの伝統的なマニュファクチュール(自社一貫生産)の体制を厳守しており、時計愛好家からの評価が高い。そのメゾンの代表作が1931年初出の「レベルソ」で、現行モデルも反転式レクタンギュラーケースというユニークな“定番”のスタイルを継承している。
メゾンのアイコンとなった反転式ケースと古典的な意匠
レベルソの開発は、インドに赴任中だった英国人将校から「ポロ競技中に着けても壊れない時計が欲しい」という要望を受けたことに始まる。そこで考案されたのがケースを反転させてガラス面を内側にする仕組み。各国で特許を取得したこのアイデアが、名作レベルソのルーツとなったのだ。
当初はスポーツウオッチとして生まれたものの、1931年誕生時に盛り上がっていたアールデコ調のデザインが素晴らしく、角型ドレスウオッチのフラッグシップへと成長していく。そして85周年を迎えた2016年、コレクションを一新。ダイアル中央に施されたギヨシェ装飾とアラビア数字が特徴的な「クラシック」と、初期ダイアルをモチーフとした「トリビュート」、レディースの「ワン」という構成となった。
そのなかで最もレベルソらしさに満ちているのが「クラシック」だ。シルバーのギヨシェ文字盤に剣形針とボールド数字が際立ち、スモールセコンド仕様のヴィンテージ感も魅力。ファリアーノ・コレクションのストラップは、手作業で丁寧に縫製したレザーと同系色のステッチを採用。ケースのゴドロン装飾とも絶妙にマッチしている。
アールデコ調デザインの魅力が際立つ新デザイン
2016年に一新されたレベルソ・クラシックに、翌年から加わった手巻きモデル。文字盤中央のギヨシェ装飾と、アラビア数字が転写されたインデックスが印象的だ。厚さを抑えたミディアムサイズは使い勝手が良く、ストラップは高品質なファリアーノ・コレクションを採用。
問:ジャガー・ルクルト TEL.0120-79-1833
https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp