後世に語り継がれる定番時計「ラドー トゥルー シンライン」――軽量かつ耐傷性に優れ、極上の着用感も実現するユニークピース

ラドー(RADO)」は、超硬質マテリアルの分野で独自性を発揮してきたスイスウオッチブランドである。そしてこれまでに、時代や流行が変わっても決して色褪せることのない“美”をあらゆる角度から追求してきた。ラドー史上最も薄く、傷がつきにくいハイテクセラミックス製のモノブロックケースを初採用したコレクション「トゥルー シンライン」は、まさに同社の理想を叶えた一本といえる。

セラミックスの巨匠が磨き上げた、大胆で独創的なデザイン力

スクラッチレジスタント(耐傷性)で時計界に革命を起こしたラドーは、1962年に原点ともいえる初代「ダイヤスター」を発表した。傷が付きにくいハードメタル外装の本機は好評を呼び、その系譜は「ジ・オリジナル」に受け継がれた。1986年にハイテクセラミックスを初めてケースに採用した「インテグラル」を、その後も「セラミカ」や「ハイパークローム」など、硬度の高いケースのタイムピースを輩出している。

現在、時計界でもっとも注目を集める耐傷素材がハイテクセラミックスであり、この先駆者はラドーとされている。ブラックやホワイトだけでなく、ブラウン、ブルー、グリーンと、カラーバリエーションも次々と広げてきた。1998年には金属の質感を持つプラズマハイテクセラミックスを完成させ、2018年には90%のセラミックスと10%の合金の配合物を原料として、ローズゴールドカラーの“セラモス”を開発。さらには独自のインジェクション(射出成型)技術により、量産化と形状の多様化を実現し、各コレクションにも投入している。

2011年デビューの「トゥルー シンライン」は、そんなハイテクセラミックスの色や質感、精密成型など、ラドーの高度な技術を象徴するコレクションだ。5mm厚の極薄サイズや、アーティストの要望に応える美しい造形など、優れた素材の魅力を最大限に引き出すデザイン力も素晴らしい。ユーザーの快適さを追求して生まれるユニークな意匠は、不朽の美しさという価値を時計に吹き込んでいく。

均一な色相の再現が難しいグリーンを実現

ラドー「トゥルー シンライン」Ref.R27006912 23万1000円/クオーツ。ハイテクセラミックスケース&ブレスレット。反射防止コーティング済みサファイアクリスタル風防。直径39mm(厚さ5mm)。3気圧防水

5mm厚の超薄型モノブロックケースとブレスレットの総重量はわずか84g。イタリア庭園に着想を得て、難しい“葉”のグリーンを表現した。マザー オブ パールダイアルの底面に施された葉脈模様が、光の中で鮮やかに揺らめく。他に“地”のブラウン、“水”のブルーと合わせて3種類をラインナップ。

 

問:ラドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7330
https://www.rado.com/int_ja