〝グリーン〟のダイアルに癒される! スイスの伝統技が生かされたメカニカルウオッチ
時計職人のレイモンド・ウェイルが理想とする時計作りを目指し、ジュネーブで創業された「レイモンド・ウェイル(RAYMOND WEIL)」は、現在ではめずらしい独立経営のスイスウオッチブランドである。その自由な発想から生み出される本格時計は、いずれも高品質かつユニークなコレクションばかり。2020年も魅力的なニューモデルの発売を予定している。
得意のオープンワークと流行色グリーンを融合した優美なデザイン
スイスにとって時計は工芸品の一種であり、レイモンド・ウェイルはその伝統を重んじている。2007年に誕生した「フリーランサー」は、その姿勢を象徴するモデルとして愛好家からの評価も高い。同コレクションの最新作「Ref.2780-STC-52001」は、これまでのレイモンド・ウェイルにはなかった洗練されたディープグリーンダイアルを採用。外周部は光の反射を抑えるサテン仕上げになっており、そこにバレル型のアプライドインデックスを並べ、中央には美しいクル・ド・パリのギヨシェ装飾を施した。そしてグリーンに合わせたファブリックストラップも、日本人好みのナチュラルカラーで話題を呼びそうである。
文字盤6時位置のオープンワークから顔を覗かせるムーブメントは、専門メーカーのセリタ社と共同開発した自社製「キャリバーRW1212」。18か月もの試行錯誤を経て完成した自慢のメカは、通常は12時位置にあるバランスホイールを逆側にレイアウトし、精緻な駆動を着用中も見やすいように工夫されている。裏側はシースルーバックになっており、コート・ド・ジュネーブやペルラージュといったこだわりの装飾もハイライトに数えられる。
職人気質から生まれた自社キャリバーは、実用的ながらハイコスパ
スイスの伝統的な時計作りを、40年以上も絶やさず誠実に継続しているレイモンド・ウェイル。フラッグシップだけに搭載が許される自社ムーブメントにはその誇りが表れており、本社所在地であるジュネーブ州グラン・ランシーの郵便番号を由来とする「RW1212」を授けたのである。
2本のスケルトンブリッジがシンメトリーの美しさを強調するオープンワークには、キャリバーRW1212を構成するテンプ、ヒゲゼンマイ、アンクルなどが確認でき、安定した精度を実現する毎秒8振動の“鼓動”を鑑賞可能だ。
また、耐用年数の長いブレスレットのモデルも同時に登場。5連タイプのデザインで、ケースも薄型であることからビジネスウオッチとしても相応しい。
問:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
https://raymond-weil.jp/