「カッコイイとは、こういうことさ」――飛行ロマンを描いた『紅の豚』とセイコーによる限定コラボレーションウオッチが発売
1世紀以上にわたるセイコーの伝統的な時計作りの技術を結集し、日本の美意識を体現するウオッチブランド「プレザージュ(PRESAGE)」から、ジブリファンが心をときめかせる『紅の豚』にインスピレーションを受けた限定ウオッチが登場。6月19日からセイコーブティックやセイコーウオッチサロンにて発売(予定)される。
ポルコ・ロッソが駆る飛行艇サボイアS-21をディテールに表現
映画『紅の豚』は、1992年に公開された劇場長編アニメーション。宮崎駿氏が監督を務め、他のスタジオジブリ作品同様に大ヒットを記録した。
今回のコラボレーションはプレザージュとスタジオジブリの両者が大切にしている、日本の真摯なモノ作りの考え方で共感し合い、特別に実現したもの。プレザージュがダイアルに採用してきた琺瑯の伝統技を生かし、現代的な日本の芸術を表現するべく、世界に誇るスタジオジブリの傑作ムービー『紅の豚』がテーマとして選ばれた。
『紅の豚』は、1920年代のアドリア海を舞台とし、暴れまわる空賊を相手に賞金稼ぎをするポルコ・ロッソ(イタリア語でPorcoは豚、Rossoは赤の意味)の姿を描いた作品。かつてはイタリア空軍のエースだったものの、魔法で豚の姿になったという変わった身なりの男が操る愛機「サボイアS-21」と、美しいアドリア海の描写に着想を得て、「プレザージュ スタジオジブリ 紅の豚 コラボレーションモデル」は形づくられた。
その細部を見てゆこう。琺瑯ダイアルには飛行艇のコックピットパネルからヒントを得たデザインが施されいる。外周を取り囲むメーターのようなスケールを挟んでアラビア数字が配列され、中央にプレザージュ固有のスペード針をセット。スプリングドライブモデル(白文字盤)のパワーリザーブインジケーターも、計器のような表示を採用している。まさに同シネマのキャッチコピー、「カッコイイとは、こういうことさ」そのものだ。
また、サボイアS-21の尾翼に印されている「R」マークを、クロノグラフモデル(黒文字盤)はプロペラに模した針がセットされた3時位置インダイアル内に、スプリングドライブモデルは6時位置にレイアウト。共通でリューズにも「R」マークをあしらうほか、ケース左サイドにはポルコの飛行艇名を刻印するなど、随所にファン垂涎のディテールを備える。
当然ながら、プレザージュならではの技も生かされている。ダイアルは温かみのある美しさを生み出すために、琺瑯職人の横澤満氏の監修のもと、白と黒の特別品を完成させた。そしてセイコーが誇る唯一無二のスプリングドライブムーブメント、もしくは垂直クラッチとコラムホイールを使った高性能クロノグラフムーブメントが搭載されている。
サボイアS-21の尾翼のカラーリング(赤・白・緑)をさりげなく取り入れたり、シースルーバックにした裏面にポルコのイラスト、シリアルナンバー、劇中の名セリフ「飛ばねえ豚はただの豚だ」をイタリア語で記すなど、『紅の豚』愛に満ちた本機は、白文字盤のスプリングドライブ(世界限定500本)と黒文字盤のメカニカルクロノグラフ(世界限定600本)のツーラインナップ。それぞれに交換用クロコダイルストラップとポルコが刻印されたセーム革の時計用クロス、さらには宮崎駿監督からのメッセージ「時間にしばられずに生きましょう」が表記された木製ボックスが付属する。
問:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
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