伝説の時計職人・ブレゲの技術と志を受け継ぐスイスブランドによる渾身のニューモデルは、美を極めるギヨシェ装飾に注目!!

新作時計の発表の場となっている時計見本市(多くはスイスで開催)が、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止や延期となった。代わりにインターネットで新作を公開するブランドが増加したのである。この形式を採った時計メーカーより、フランス国王ルイ16世や王妃マリー・アントワネットからも寵愛を受けたと伝えられている、「ブレゲ(BREGUET)」の2020年ニューモデルを紹介する。

手彫りギヨシェで魅了するブレゲスタイルの真骨頂

「クラシック」コレクションは、ブレゲスタイルを最も純粋に表現したライン。2020年も、伝統的な手彫りギヨシェが特徴的な2モデルが発表された。18世紀の伝統に則り、文字盤に時計の個別番号と“シークレットサイン”を刻み込んでいる。また、マリーンから登場した超複雑トゥールビヨンウオッチも要チェック。

 

ゴールド製ダイアルに3種類の超絶ギヨシェ

「クラシック 7337」Ref.7337BR/15/9VU 512万6000円/自動巻き(自社製Cal.502.3QSE1)、毎時2万1600振動、45時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm(厚さ9.9mm)。3気圧防水

文字盤の外周部に麦粒のような「グレンドルジュ」、スモールセコンドに市松模様「ダミエ」、中央に「クル・ド・パリ」の異なる緻密なギヨシェを施す。ムーンフェイズのラッカー仕上げの空は彫金による雲で区切られ、輝くドットが銀河を思わせる。ブレゲのオフセンターダイアルの原点といえる「No.3833」譲りのクラシカルな意匠を採用。

 

ブレゲ ブルーの文字盤に美しい装飾とムーンフェイズ

「クラシック 7137」Ref.7137BB/Y5/9VU 476万3000円/自動巻き(自社製Cal.502.3 DR1)、毎時2万1600振動、45時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm(厚さ8.65mm)。3気圧防水

ブレゲ ブルーに仕上げた18Kゴールドダイアルに、2世紀前の手彫り機を使って施されたギヨシェ装飾が見事。パワーリザーブ表示は編み籠模様「パニエ」、日付は「ダミエ」、ダイアル主要部は「クル・ド・パリ」をあしらう。

 

高精度なマリンクロノメーター由来のコレクションが、よりラグジュアリーに

「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」Ref.5887BR/G2/9WV 2560万8000円/自動巻き(自社製Cal.581DPE)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径43.9mm(厚さ11.75mm)。10気圧防水

一般的な平均太陽時の分針と、真太陽時での分を示す第2分針による均時差表示、永久カレンダー、トゥ―ルビヨンを搭載。これだけの複雑機構を、シンプルなスレートグレーダイアルに集約する力量はさすがブレゲといえる。

 

ブレゲ(BREGUET)」について

創業年:1775年
創業者:アブラアン-ルイ・ブレゲ
創業地:フランス/パリ
現CEO:ティエリ・エスリンガー

自動巻き機構「ペルペチュエル」(1780年)、「トゥールビヨン」(1801年)の発明など“時計の進化を200年早めた”とされるアブラアン-ルイ・ブレゲが創業。芸術性豊かな複雑機構に精通した名門として高く評価される。

 

問い合わせ先:ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211
https://www.breguet.com/jp