時計専門誌ウオッチナビが「ジン」の新作から厳選3本解説――使いやすい大きさのダイバーズがデビュー
クルマや電子機械、化学・製薬の分野で最先端をゆくドイツといえば、堅実なイメージが強い。産業の中心地であるフランクフルトにオフィスを構える「ジン(SINN)」は、まさにその印象に一致するウオッチブランドといえるだろう。2020年も高性能なダイバーズウオッチや実用性重視の3針モデルなど、魅力的なニューモデルをリリースしている。
洗練の屈強ダイバーズからジャーマンエレガントな意欲作まで
ドイツブランドらしい質実剛健な時計作りを続ける「ジン」は、優れた耐圧性を誇る屈強なUシリーズとスポーティで優美な556.RSシリーズ、さらにクラシックかつエレガントな1739シリーズを発表。なかでも使い勝手の良い41mmサイズのU50は、船級協会・認証機関DNV GL認証の信頼性を誇る。
人気ダイバーズUシリーズ初の41mm径に強力なスペックを凝縮
海水耐性の高いドイツ最新鋭潜水艦の鋼鉄=Uボート・スチールを使用するUシリーズに、初めてとなる41mmサイズが誕生。マットブラックのダイアルは視認性に優れ、逆回転防止ベゼルには耐傷性を高めるテギメント加工がされている。ブラック・ハード・コーティングをベゼルに施した「U50.SDR」(写真左/シリコンストラップ仕様39万6000円)と、ケースからリューズまですべてに施した「U50.S」(写真中央/シリコンストラップ仕様45万1000円)もラインナップ。
サテン仕上げのステンレススチール外装で精悍なスタイルを確立
航空機のコックピットクロックに由来する視認性を第一にしたブラックダイアルに、シンプルなホワイトのバーインデックスとレッド秒針が映えるデザイン。ソリッド感の強いスポーティかつエレガントなサテンケースとも好相性だ。
「ジェリプテ」と呼ばれる伝統的なパターンを文字盤にあしらう
モデル名のHEIMATは、ドイツ語で“母国”の意味。フランクフルトで人気の伝統的なシードルグラスに施されたダイヤモンドパターンを模して、精緻なレリーフをダイアルに施した。ジャーマンエレガンスを具現化した異色のニューモデル!!
「ジン(SINN)」について創業年:1961年 「ジン特殊時計会社」の正式名通り、異分野技術を積極的に取り入れたプロユースの特殊時計を製造。現CEOもその理念を受け継ぎ、ドイツ特殊部隊使用のEZMシリーズをはじめ、航空、レースなど多彩なモデル展開を行っている。 |
問い合わせ先:ホッタ TEL.03-6226-4715
https://sinn-japan.jp/