時計誌・ウオッチナビが選んだ5本――複雑ウオッチの旗手「ヴァシュロン・コンスタンタン」の2020年モデル
継続しているスイス最古の時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は、自社で設計・開発から製造までを行える数少ないマニュファクチュール(自社一貫生産)体制を敷いている。それは複雑なムーブメントを搭載するハイエンドモデルについても言え、2020年はとくにこのジャンルに優れたニューモデルを発表した。
洗練のフルカレンダーから超複雑時計まで老舗の本領を発揮
第3世代のオーヴァーシーズ初のスケルトンモデルは、永久カレンダーまでも投入された。インターチェンジャブル・ブレスレットと2本のストラップ付きで、様々なシーンに合わせて着用できるのも特徴となっている。そのほか、セピアブラウンのフィフティーシックス、天文時計のユニークピースなど、名門ブランドならではの力量を見せつけている。
精緻なメカニズムの核心へ高度なオープンワークが誘う
わずか8.1mm厚のスリムなケースにパーペチュアルカレンダーを搭載し、精緻なオープンワークを施した驚愕のラグジュアリースポーツウオッチ。精緻な面取りや多彩な仕上げなど、職人による最高峰の時計技術を堪能できる。ダイアルはサファイアクリスタル。
多機能カレンダーをすっきりとブルーダイアルに収める
超薄型パーペチュアルカレンダーを、最高級5Nピンクゴールドとブルーラッカー文字盤でカジュアル・シックに演出。そのダイアルカラーに合わせたミシシッピアリゲーター製とラバー製のストラップが同梱されており、簡単に交換できる仕組みになっている。
カラーからデザインまでヴィンテージとモダンの理想的融合
1956年製のRef.6073を再解釈し、2018年に誕生したフィフティーシックスの人気コレクションに、新色セピアブラウンモデルが登場。日付、曜日、月表示に加え、122年間も調整不要なムーンフェイズを備える。文字盤色に合わせたヴィンテージルックのカーフストラップとの組み合わせも秀逸。
12時ポジションにトゥールビヨンをセット
4番車のカナの代わりに、秒表示のため常時回転する中間車でトゥールビヨンを駆動させた複雑時計。この新構造によって12時位置に広大なキャリッジ空間を確保した。リューズにプッシュボタンを組み込んだワンプッシュ・クロノグラフも搭載し、荘厳な仕上がりとなっている。
ヴァシュロンが最高峰であることを示す超絶機構
ミニッツリピーターや永久カレンダーを含む、19もの複雑機構を搭載する至高の逸品。“ラ・ミュージック・デュ・タン”シリーズに属する各種ユニークピースを集大成した驚愕のメカニズムを誇る。
「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」について創業年:1755年 中世時計師の伝統を受け継ぐ古参ブランド。さまざまな複雑機構の開発で知られ、1812年には鐘の音で15分単位の時刻を知らせる「クォーターリピーター」を開発。シックで格調高いデザインは、世界各国のセレブに高い人気を誇る。 |
問い合わせ先:ヴァシュロン・コンスタンタン TEL.0120-63-1755
https://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html