米軍最強・ネイビーシールズが認めた「ルミノックス」の新作時計は、普段使いもできるダイバーズ&レスキュー隊員に捧げるタフモデル

自己発光システム「ルミノックス・ライト・テクノロジー」を文字盤に搭載し、暗闇が支配する夜間でも確実に時刻を読み取れるミッションタイマー。それが「ルミノックス(LUMINOX)」である。機能でプロに絶賛され、デザインでストリートからも支持を集める同ブランドが、200m防水の本格派ダイバーズとレスキュー隊を称えるタフモデルを発表した。

2020年新作も、米軍最強・ネイビーシールズが求めた高機能を受け継ぐ

ルミノックスの始まりは、まさに“ミリタリーウオッチ”の名に相応しいものだった。1993年、ルミノックス・ライト・テクノロジーに着目したアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズが、ミルスペック(MIL-SPEC/アメリカ軍用品の調達規格の総称で、多くは国防総省が規定する装備品の耐久性能に関する規格)に基づく腕時計の開発を要請。そして1994年、視認性、防水性、耐久性、軽量性を高次元で備えるファーストモデル「オリジナル ネイビーシール 3000 シリーズ」を完成させた。

以来、ルミノックスのタイムピースは、アメリカ空軍F-117ナイトホークステルス機パイロットやFBI(連邦捜査局)、SWAT(アメリカの警察特殊部隊)のほか、各国軍隊や特殊機関に採用されることとなった。その評価は日本国内にも伝わり、ドラマで有名俳優が着用するなどもあって一世を風靡した。

 

ブランド誕生の地に由来するダイバーズウオッチ

その後、ミリタリーウオッチの定番となったルミノックスが新たに市場に投入するのが、ステンレススチールケースとCARBONOXベゼルを組み合わせた新コレクション「パシフィック ダイバー 3120 シリーズ」である。

名に冠する“太平洋”は、ルミノックスの誕生の地であるカリフォルニア州サンラファエルにヒントを得たもの。アメリカ太平洋岸はスポーツダイビングが始まった地であり、冒険のイメージやアウトドアを愛する地域性、太陽が降り注ぐビーチなどを題材としつつ、ルミノックスらしいブラック基調のアクティブなダイバーズに仕上げた。

もうひとつ、ネイビーシールズの訓練基地も太平洋岸(カリフォルニア州サンディエゴ郡コロナド)に位置する。そんな親和性も表す「パシフィック ダイバー 3120 シリーズ」は、サテン仕上げメインのステンレススチールケース、本格的な潜水に耐える200m防水、高耐久性のCARBONOX製逆回転防止ベゼル、傷に強いサファイアクリスタルガラス、そして最大25年間も発光し続ける自己発光ルミノックス・ライト・テクノロジーを搭載する、充実スペックのコレクションとなっている。

ルミノックス「パシフィック ダイバー 3120 シリーズ」Ref.3121 7万2600円/クオーツ(Ronda 515)。ステンレススチールケース。サファイアクリスタル風防。ラバーストラップ。直径44mm(厚さ12mm)。200m防水

 

アイスランドの探索救助隊「ICE-SAR」の公式時計

今夏リリースされるもうひとつが、「ICE-SAR アークティック 1000 シリーズ」の新色だ。ルミノックスはICE-SAR(アイスランドのサーチ&レスキュー隊)とオフィシャルパートナーシップを締結しており、2018年に初めてコラボレーションモデルをリリース。本機は2年ぶりに誕生した新バリエーションである。

アイスランドといえば、手つかずの大自然やオーロラ、世界最大規模の温泉施設など、近年は見どころの多い観光地として人気。だが、“火と氷の国”と呼ばれるほど火山と氷河に覆われた土地で、レスキュー隊は不可欠な存在であり、リスペクトの対象とされている。その中でもエリートチームであるICE-SARをルミノックスは、屈強かつ軽量でルミノックス・ライト・テクノロジーを搭載するタイムピースの供給でサポート。また、本シリーズの売り上げの一部を寄付している。

「ICE-SAR アークティック 1000 シリーズ」は、カーボンをベースにした耐久性の高いCARBONOXケースに、硬質なサファイアクリスタルガラスをセット。ICE‐SARのロゴからインスピレーションを受けた回転ベゼル、レスキューの必須ツールであるカラビナをイメージさせる針、アイスランドの地表3割を覆う溶岩を想起させるサンドブラスト加工のブルーダイアルなど、こだわりのデザインを施している。

ルミノックス「ICE-SAR アークティック 1000 シリーズ」Ref.1003 ICE 6万2700円/クオーツ(RONDA 515HF6)。CARBONOXケース。サファイアクリスタル風防。テキスタイル+ラバーストラップ。直径46mm(厚さ13mm)。200m防水

 

アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズとの関係から生まれたルミノックスは、現在ではさらなるクオリティを求めて製造地を時計の本場であるスイスへと移している。今回紹介した新作2モデルを含め、今後も真のミリタリーウオッチを提供するブランドとしての道を力強く歩んでゆくに違いない。

 

問い合わせ先:Luminox TOKYO TEL.03-5774-4944
http://www.luminox.jp