今どきウオッチは攻めのオールブラックが正解!素材と仕上げで変化する黒の魅力
ファッションだけでなく家電製品までも、“黒”の流行の波が押し寄せている近年。時計もまたしかりで、人気ブランドからもブラックモデルが続々と発表されています。ただの黒では終わらない各社のこだわりを見てみましょう。
素材が作り上げる黒の品格
じわじわと人気が再燃しているブラックモデルですが、その中でも、ケースやブレス、ダイアルの針までも“オールブラック”にこだわり抜いたツワモノたちがいます。真っ黒というと重くなりがちですが、実はセラミックやステンレススチールを採用することでスタイリッシュかつ美しく仕上げることが可能に。今回ご紹介するタグ・ホイヤー、ブルガリ、オメガの3社も定番フラッグシップモデルにこだわりの黒を取り入れ、三者三様の魅力を放っています。
ベゼル、ラグ、ミドルケースなど、12個のパーツで構成されるモジュール式ケースに、マットブラックセラミックを採用。特徴的な長いラグからシャープなシルエットまで、加工の難しい素材を完璧に仕上げた超硬仕様の新定番カレラです。
イタリア語で黒を意味する“ネロ”のモデル名の通り、ステンレススチールにDLC加工を施し、ウルトラネロ(究極のブラック)を纏った逸品。インデックスや指針まで黒にこだわったオールブラックダイアルは、昼間の視認性も思いのほか良好です。
ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施したブラックセラミック製ケースに、マットなブラックセラミックのダイアルを合わた「スピードマスター」の漆黒モデル。針とアプライドインデックスにはブラックのスーパールミノヴァが塗布され、ブラックセラミック製ベゼルにはブラックラッカー仕上げのタキメータースケールを搭載。太陽の光が当たらない“月の裏側”をイメージしたという、オメガらしいストーリーも魅力です。
今回ご紹介した3本は、醸し出す雰囲気だけでなくお値段もラグジュアリーなモデルですが、それだけの技術が結集されていることを考えると納得です。視認性などを求めるとつい色味が入っているタイプを選びがちですが、ブラックモデルの購入を考えている方は、ここは思い切ってオールブラックに挑戦してみてはいかがでしょう。