IWCの2020年新作を厳選解説――ウオッチナビが注目する気品高きスポーツモデル「ポルトギーゼ・ヨットクラブ」
スイスの高級時計ブランド「IWCシャフハウゼン」はちょうど2年前、シャフハウゼン郊外に新工場「マヌファクトゥールツェントルム」を完成させ、マニュファクチュール(自社一貫製造)体制のさらなる強化を図った。ドイツに近い土地柄、同社は質実剛健な製品哲学を持ち、実用的にして美しいタイムピースを得意とする。その一方で、今年はラグジュアリーかつ大人の遊び心を捉えるヨットオーナーイメージのスポーティコレクションを一新させ、より魅力的なタイムピースへと昇華させている。
“ラグジュアリー&スポーティ”がぴったりなNEWヨットクラブ
次の満潮と干潮の予測時刻を示す新開発のタイドグラフ機能を6時位置に初搭載。12時位置のダブルムーンフェイズ部では大潮と小潮、さらに潮流の強さも告知する。気品漂うレッドゴールドケースと、落ち着いたネイビーカラーの組み合わせで、ワンランク上のスポーティモデルとして成立させている。
ブレスレットの採用によって着用シーンを拡大させたクロノグラフ
ポルトギーゼの不変的なエレガンスに、スポーティな機能を融合したヨットイメージの自動巻きクロノグラフ。レッドゴールドとステンレススチールとのコンビネーションは、シリーズ随一のクラス感を放つ。上部カウンターが60分積算計と12時間積算計のシングルトータライザーで同軸表示する。6時位置にはスモールセコンドと日付表示をレイアウト。
よりアクティブに使用する想定ならばステンレススチール仕様が安心
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフのフルステンレススチールバージョンは、マリンイメージのブルーダイアル(上写真)と、シーンを問わず使いやすいシルバーダイアルの2タイプをラインナップ。こちらにも299個のパーツから構成される、フライバック付きクロノグラフムーブメント、キャリバー89361が搭載されている。
「IWCシャフハウゼン」について創業年:1868年 スイス伝統技術と米国最先端技術の融合を目指して1868年に創業。翌年、傑作「F.A.ジョーンズ・キャリバー」を完成させた。パイロット・ウォッチ(1936年)、ポルトギーゼ(1939年)、アクアタイマー(1967年)など多くの傑作を輩出。 |
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868
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