本気で”買いたい”が見つかる!タイプ別・運命の腕時計を賢く買うコツ【機能編】

ちょっといい時計が欲しいけど、何を買えばいいのか分からない…。そんなお悩みを持つ“時計購入予備軍”の皆さんに、本気で買いたいと思える時計選びをご提案。今回は機能面に注目します。

アンダー60万で見つける運命の1本

精密計測やタイム管理、他国の現地時表示など「時刻を知る」こと以外にも、腕時計にはさまざまなシーンで役立つ機能がいっぱい含まれています。その中でもキーワードとなる「クロノグラフ」「GMT」「耐磁」「ロングパワーリザーブ」のカテゴリーから、60万円以下の買いな1本をピックアップ!

「クロノグラフ」で見る

コンマ秒単位の計測機能はスポーツやレースシーンだけでなく、料理時間や駐車時間の確認など日常の応用範囲の広さは抜群。電池やICの力に頼らず、機械部品だけで構成された内部ムーブには、まさしく人類の叡智が詰まっています。

 

↑「コルト クロノグラフ オート」59万4000円/Ref.A181B83PCS/自動巻き/200m防水/直径44㎜、厚さ14.7㎜

クロノグラフ機能の発展において、1884年の創業当初から情熱を傾けてきたブランドがブライトリング。「コルト クロノグラフ オート」は2014年にフルリニューアルを果たしたコルトの機械式クロノグラフバージョンで、実用性の高いベーシックなクロノグラフモデル。Cal.ブライトリング13を搭載し、12時、6時、9時にサブダイアルを備えた3カウンター仕様となっています。逆回転防止ベゼルにはライダータブを備えており、アンダー60万でありながら上位モデルと変わらない操作性を保持。ダイアルカラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色で展開しています。

「GMT」で見る

24時間で一周する専用針が示す文字盤やベゼルの24時間目盛りを読み取るだけで、第2時間帯がわかるGMT機能。グローバル化が進む現代で注目を集めている機能です。

↑タグ・ホイヤー「キャリバー7ツインタイム」30万5000円/Ref.WAR2010.BA0723/自動巻き/10気圧防水/直径41mm

1964年に誕生したタグ・ホイヤーの代表的なスポーツモデル。ポリッシュ仕上げのスチールケース、ベゼル、ストラップの組み合わせがスタイリッシュでエレガントさを漂わせます。自動巻きのCal.7を搭載し、セカンドタイムゾーンを表示するポリッシュ仕上げのGMT針は、先端の赤でアクセントに。文字盤には両面反射防止加工を施した傷のつきにくいカーブサファイヤクリスタルを採用。

「耐磁性」で見る

パソコンやスマホなど、磁気を発生する電子機器に囲まれて生活する現代人。耐磁性能は、ある意味で防水性能と同等に考えるべき機能でしょう。時代の変化に伴って、耐磁時計が増加傾向にあるので選択肢も広がりそうです。

↑ボール ウォッチ「エンジニアⅡ マグニートー S」38万8800円/Ref.NM3022C-N1CJ-BK/自動巻き/100m防水/直径42mm、厚さ12.9mm

磁気を吸収して外部へ放出する“ミューメタル素材”を、ケースリングと開閉可能な裏蓋に採用。この素材を腕時計に組み込むサイズに落とし込むのは至難のワザだったそう。ベゼルを回転するとケース裏に収納されていたシャッターが出現し、完全に閉めきれば最大で8万A/mの耐磁機能を発揮します。ユーザー自身が耐磁性能を調整できるのもユニーク。

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「ロングパワーリザーブ」で見る

ゼンマイをフルに巻き上げてから、ゼンマイが緩んで停止するまでの時間がパワーリザーブ。通常は40時間程度ですが、パワーリザーブが60時間を超えてくると、週末腕時計を着けなくても月曜朝まで時計は動き続けてくれます。何本かをローテーションで使っている人も注目すべき機能です。

↑オメガ「スピードマスター 38mm」56万1600円/Ref.324.30.38.50.03.001/自動巻き/100m防水/直径38mm、厚さ14.7mm

クロノグラフの中でも絶大な知名度を持つスピードマスターの新デザイン。横楕円のインダイアルとデイトがユニークな、ユニセックス仕様です。人気の38mmケースには52時間ものパワーリザーブが備わっています。サンブラッシュ仕上げを施したアイスブルー文字盤の他、ホワイトMOPダイアルなど全14型からチョイスが可能。

 

50万円以上を予算とすれば、一流ブランドの人気モデルが射程距離に入るので、ステイタス性の実感や所有する喜びもひとしお。2つ、3つと機能を兼ね備えたハイスペックな一生モノに出会える可能性もたっぷりとあるはずです。もちろん30万円台でも十分な魅力作がそろうので、迷う場合は自分の生活スタイルに合わせた機能を優先してみてはいかがでしょう。