ウオッチナビ連載「一周回って惚れ込めるカジュアルウオッチ vol.1」――男心をくすぐるレトロフューチャーデザイン
時計好きやコレクターも、“初めの一歩”はカジュアルウオッチから時計の世界に入った人がほとんど。機械式時計の神髄を知るユーザーだとしても、気軽に着用できるカジュアルウオッチを重宝している人も多い。本連載では、改めて惚れ込めるカジュアルウオッチについて厳選して紹介する。
【カジュアルウオッチ トレンド 1】男心くすぐるレトロフューチャーデザイン
いつの時代もヒトは、未来の世界を夢想する。20世紀も後半に折り返すと、ミッドセンチュリー家具などを筆頭に、未来志向なデザインが多く見られた。当然、時計界にも同様の潮流がもたらされ、1970~80年代には、7セグメントのデジタルウオッチが最盛期を迎えた。現在からするとそれは“レトロフューチャー”と呼べて、かつての未来時計は新鮮に映る。独創的なシェイプは、当時を知る人ならば心にグッと刺さることだろう。
世界初のLEDウオッチがカムバック!!
1970年に世界初のLED式デジタルウオッチが発表されて半世紀となる2020年、初期型の「P1」デザインをベースに復活を遂げた。キース・リチャーズなどのセレブにも愛された歴史的名品を堪能したい。
問い合わせ先:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/
現代のテクノロジーで当時の仕様をアップデート
1970年代に登場したLEDデジタルウオッチの復刻版。ゴドロン装飾が入った台形がケースも懐しさを滲ませる。レッドのLEDを搭載する2つのバリエーションも展開するが、当時は実現不可能だったブルーLEDを備える本機はユニークにして現代的だ。
問い合わせ先:ブローバ相談室 TEL.0570-03-1390
https://bulova.jp/
憧れたバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界が腕元に!!
1980年代に未来を描いた人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公式ウオッチは、デロリアンを彷彿させるステンレスとメイプルウッドからなるシャープなデザイン。スペインの時計ブランドとユニバーサルスタジオのコラボレーションによって誕生した。
問い合わせ先:エイチエムエスウォッチストア表参道 TEL.03-6438-9321
ローラー式デジタルというリミックス感
ヴィンテージカーに使われているアナログ距離メーターを思わせるローラー式デジタル表示が個性的な一本。1970年代の宇宙開発から着想を得たデザインだ。数字ドラムを回転させる高い駆動力を実現させるのは、現代技術の賜物といえる。
問い合わせ先:ピークス TEL.03-5778-3260