“橋”をイメージさせる特殊ムーブメントを搭載した、ミニマルかつエレガントなスケルトンウオッチ
ガストン・リースが営んでいた時計メーカーを起源に、スイスの高級時計ブランド「コルム(CORUM)」は1955年に創業された。アイデアに満ちたユニークなコレクションで存在感を示しているが、これを支えているのが高度な技術である。とりわけその技術力が反映されているのが、ゴールデンブリッジシリーズといえる。
原点回帰をテーマに、シンプリシティにこだわる
新しい「ゴールデンブリッジ レクタングル」で追求しているのが、“原点回帰”。その個性的なネーミングから想像できる通り、まるで 橋を渡すように直列したムーブメントを備え、文字盤もケースもスケルトン化することでその意匠をアピールしている。そもそも同シリーズは、独立時計師のヴィンセント・カラブレーゼとコルムのコラボレーションによって生まれた。時計師としての技術力の証明や技術者視点からの美的感覚が投影され、機械式時計で人々に興味や感動を与えるモデルとして製作された。
「ゴールデンブリッジ レクタングル」の新作は、ブリッジ構造の手巻きムーブメントをレクタングルフォルムのローズゴールドケースに収めている。この長方形ケースの表裏にセットされたサファイアクリスタルを通して、ストレートに配列された歯車などの繊細なパーツによるブリッジ構造を鑑賞できる。熟練の職人が仕上げ、組み上げた壮大ながらにしてシンプルなメカニズムは、コレクターからも厚い支持を得ることだろう。
ストラップはゴールドケースのカラーに合わせてブラウンのアリゲーターを選択し、クラシカルな外観にまとめられている。また現行モデル(Ref.B113/03044)は、奇数のアワーマーカーをローマ数字で配したデザインだが、新作はアワーマーカー自体を廃することでミニマルの美の究極形を目指したということだ。
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
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