ウオッチナビ新連載「ブレスレットウオッチの台頭 vol.2」――ケースとブレスを一体化させた売れ筋2モデルを解説
現在、腕時計のひとつのトレンドになっているブレスレット付きモデルについて、時計専門誌『ウオッチナビ』が解説する新連載「ブレスレットウオッチ」。今回はケースとブレスレットが一体化したような、流麗なデザインが特徴の売れ筋2本を紹介する。
1970~80年代の一体型ウオッチを再解釈
ここ数年、ブレスレットウオッチがブレークする予兆は確かにあった。2019年にベル&ロスの「BR05」とモーリス・ラクロアの「アイコン オートマティック」がデビュー。各々のブレスレットタイプは根強い人気を誇っている。
ベル&ロスのデザイナーであるブルーノ・ベラミッシュは次のように語っている。
「『BR05』のケースとブレスレットを連結するデザインは、1970年代の一体型ウオッチにインスパイアされた」
ベル&ロス躍進のキーマンがそう話すように、この年代に一体型モデルは各ブランドから登場し、隆盛を誇っていた。現在、これを再解釈したモダンなブレスレットウオッチが多数生まれているのである。
航空計器譲りのDNAを都会派スタイルに再構築
航空計器に着想を得たアイコンコレクション「BR03」の“四角の中に丸”というデザインや四隅のスクリューなどのDNAをベースに、アーバンインストゥルメントとして再解釈を加えたモデル。丸みを持たせたスクエアケースに一体型ブレスレットを融合させた。
問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759
https://www.bellross.com/ja/
一体型ブレスレットでありながらレザーに付け替えもスムーズ
1990年代の人気モデル「カリプソ」に、現代的なテイストを加味して復刻された「アイコン オートマティック」。2018年の登場以来、高い人気を獲得している。ケースと一体型デザインのブレスに加え、ポリッシュ仕上げされたベゼル上の爪と、クル・ド・パリ仕上げのブルー文字盤の組み合わせにより、洗練のデザインが完成した。
問い合わせ先:DKSHジャパン TEL.03-5441-4515
https://www.mauricelacroix.com/jp_ja/