ウオッチナビ新連載「ブレスレットウオッチの台頭 vol.5」――ラグを持たないレトロシックスタイル5モデルを厳選紹介
レザーストラップよりも長く使える観点から、最近はブレスレットウオッチが好まれる傾向にある。このトレンドについて時計専門誌・ウオッチナビが解説する連載「ブレスレットウオッチの台頭」の第5回目は、ラグを持たないレトロシックなデザインの腕時計5本をピックアップ。
航海用時計のDNAをスポーティな装いに仕上げる
搭載する自社製造ムーブメント、キャリバーUN-118は、シリコンにダイヤモンドコートを施したダイヤモンシル素材をアンクルとガンギ車に採用し、信頼性を向上。12時位置に60時間のパワーリザーブ表示を備え、かつて船舶に設置されていたマリンクロノメーターを彷彿とさせるデザインとしている。ケースとブレスレットとの連結部は裏蓋と一体成型され、ブレスレットはスクリュー式でホールドされている。
問い合わせ先:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791
https://www.ulysse-nardin.com/jp
トノウケースからブレスレットにつながる王道的一体構造
タキメーターとパルスメーターを備え、視認性にもこだわった計器的なイメージのクロノグラフ。ラウンドフェイスをラグのないトノウ型ケースに合わせ、ブレスレットへのスムーズなフォルムを作り出した。ケース、ブレスレットともにマット仕上げで統一した精悍なルックスもジンらしい。
問い合わせ先:ホッタ TEL.03-6226-4715
https://sinn-japan.jp/
1970年代のニオイをオールブラック仕様でクールにアップデート
1970年代に誕生したデザインをアップデート。ミラネーゼブレスレット一体型のモノコックケースの全身に、マットブラックPVDを纏った。ブラックからブルーへのグラデーションダイアルも、レトロ・モダンな雰囲気を盛り上げる。パワーリザーブ80時間の自動巻きムーブメント、キャリバー80を搭載。
問い合わせ先:ミドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7190
https://www.midowatches.com/jp
革新的な中身に劣らず個性的なオープンラグを採用
手首に沿ってケースがカーブしているだけでなく、ムーブメントやサファイアガラスまでもカーブを描くよう設計された革新的なモデル。通常のクオーツよりも高振動なハイパフォーマンスクオーツクロノグラフキャリバーを搭載している。オープンワーク設計の連結部によって、ケースとブレスレットをつないだ構造もユニークだ。
問い合わせ先:ブローバ相談室 TEL.0570-03-1390
https://bulova.jp/
キング・オブ・ロックンロールの愛用ウオッチを現代に再現
あのエルヴィス・プレスリーが愛用したことで知られるハミルトンを代表する「ベンチュラ」。彼は、蛇腹式で伸縮するフレックスタイプのブレスレットをカスタマイズして着用していたが、本機はその仕様を再現した。ミッドセンチュリーモダンのエッセンスを感じさせる傑作時計のDNAを継ぐ復刻版。
問い合わせ先:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/