ダイビングの世界記録と腕時計の深き関係を示す2本のダイバーズウオッチ
防水性能を持つ海の時計の歴史は、一般的には1920年から30年にかけて積極的に行われた。その後、パネライがイタリア海軍用として極秘裏にダイバーズウオッチの開発を行うなど、そのヒストリーは奥深く、数多の海への冒険を支えてきた。今回は、そんなチャレンジャーを実際にサポートしたファーブル・ルーバとエドックスのプロモデルを紹介する。
フリーダイビング世界大会の金メダル獲得に貢献
2019年、フランスのニースで開催された「AIDA世界選手権2019」にて、ファーブル・ルーバのアンバサダーを務めるフリーダイバーのHANAKO(廣瀬花子)が、女子CWT(フィン付き潜水)で101mに到達してゴールドメダルを獲得した。その歴史的快挙を成し遂げた際、彼女の腕にはレイダー・バシィ メモデプスが巻かれており、正確に水深を記録していた。
機械式水深計を搭載した世界初の腕時計として1968年に開発された、オリジナル・バシィの50周年を記念した復刻モデル。最高深度120mまでをブルーのセンター針で示し、記録した最大深度を3時位置のインダイアルで記録するメモデプス機能も備える。ダイビングスケールをカラフルに描いた逆回転防止ベゼルのトップはアルミニウム製だ。
問い合わせ先:スイスプライムブランズ TEL:03-4360-8669
http://favre-leuba.com/jp/
エドックスはアイスダイビング世界記録をサポート
流氷や凍結湖などの下、エメラルドグリーンの幻想的世界へ潜るのがアイスダイビングという競技。人間の生存時間はわずか2分程度といわれる極限状態で、2018年、62mの世界記録を樹立したのが、オーストリア人のクリスチャン・レデルである。彼はエドックスのダイバーズを腕に、タイムリミット寸前まで潜水して前人未到のレコードを打ち立てた。
アイスダイビング世界記録達成に同行した、限定300ピースのダイバーズ・クロノグラフ。3mmの極厚サファイアクリスタルを45mm径の堅牢ケースに合わせ、ヘリウムガス自動排出バルブを9時位置ケースサイドに備える。アイスダイビングの過酷なミッションに対応するべく、防水性能は1000mまで高められている。逆回転防止ベゼルはハイテクセラミック素材。
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
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