国産3ブランドの本格的なダイバーズウオッチを専門誌が厳選――異なる個性と機能を備えるG-SHOCK、シチズン、セイコー
腕時計の人気ジャンル=ダイバーズウオッチでも、とくに国産のダイバーズはスペックにこだわったモデルが多い。逆に言うとスペック(とりわけ防水性能)がしっかりしていないと、“ダイバーズ”と名乗ることを許していないのだ。今回はカシオ(G-SHOCK)、シチズン、セイコーから発売されている本格派ダイバーズについて解説する。
【200m防水】耐衝撃性を備えるG-SHOCK唯一無二のダイバーズ
G-SHOCKで唯一、ISO規格に準拠した200m潜水用防水のフロッグマンがシリーズで初めてアナログ表示オンリーのモデルとして登場。密閉性と強度に優れたカーボン繊維入り強化樹脂とカーボンモノコックケースにより、タフネスを極める一本となっている。1993年の初代機から続く伝統的な左右非対称のフェイスデザインはそのままに、ホームタイム&デュアルタイムの表示からダイビング時間計測までアナログで表現する。
問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室 TEL.03-5334-4869
https://g-shock.jp/
【1000m防水】耐衝撃性や耐摩耗性を極限まで高めた超実践派
光発電エコ・ドライブにして1000m飽和潜水用防水に対応した、世界初のダイバーズウオッチ。独自のベゼルロック機構を備えた特大ケースは、ステンレススチールよりも約40%軽く、独自の表面硬化処理によって5倍以上の硬さを持たせた高機能素材の「スーパーチタニウム」を採用している。
問い合わせ先:シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807
https://citizen.jp/
【300m防水】よりラグジュアリーな質感を求めたプロスペックス
1968年の10振動ムーブメントを搭載するプロ仕様ダイバーズをルーツとする、プロスペックスの最上級ライン。極限まで無駄をそぎ落とした末にオ―ルブラックにたどり着き、色彩を排することで強烈な存在感を獲得した。操作のしやすさや他の潜水器具と接触しないよう、リューズは4時位置にセット。逆回転防止ベゼルのダイビングスケール入り表示板は、硬質かつ耐食性に優れるセラミックス製だ。
問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja