1991年に“自分たちの理想とする時計”を追求し、カルロス・A・ロシロとブルーノ・ベラミッシュがタッグを組んで創業した「BELL & ROSS(ベル&ロス)」は、瞬く間に世界的な時計ブランドへと成長した。2019年登場の「BR 05」のヒットで話題をさらったが、2020年はクロノグラフバージョンをリリース。その特徴について解説する。
人気を加速させるブレスレット統合型ウオッチの最先端。洗練のアーバンデザインクロノグラフがデビュー
BR 05は、BRシリーズのコンセプトをそのままに、アーバンスタイルに仕上げたベル&ロスの新機軸といえるコレクションだ。3針タイプは発表されるや否や、時計愛好家のSNSを中心に情報が拡散され、時計ファン以外の人々も興味を示すことに結びついた。
極めて現代的な成功事例を作り上げたBR 05の次なる一手は、クロノグラフであった。“四角の中に丸”というユニークなコンセプトを貫き、2つのカウンターはスクエア型にデザインされている。特徴的な12と6のアラビア数字インデックスは、細部のバランスをとってメタルのアプライド仕様に変更。メタルで縁取られた夜光付きのバーインデックスとのコントラストによって、立体的な造形がより強調されている。
外装に目を移すと、もはやお馴染みとなったビス留めベゼルに代表されるヘアラインとポリッシュの仕上げ分けが独特の輝きをもたらす。ボタンは一部がリューズガードに食い込む新設計。ここは、BR 05らしさを保つ適切なバランスで置くために、相当な苦労をしたはずだ。
ダイアルは、ネイビーブルーとジェットブラックの2色のラインナップ。それぞれにブレスレットとラバーストラップが用意されている。
ベル&ロスが“強靭な宝石”と謳う新定番BR 05に、待望のクロノグラフが投入された。これにより、その勢いはさらに増すこととなる。
計器発想の本格派として開発されたBRコレクションとは!? ベル&ロスの代表作BRシリーズは、2005年に初登場。飛行機のコックピット計器を洗練させたデザインで、ミリタリーウオッチと角型時計の新たな可能性を提示した。機能重視のスタイルながら、ファッション関係者をも魅了。これまでに数多くのバリエーションが展開されている。写真は、「BR 03-92 スティール」Ref.BR0392-BLC-ST/SRB 40万7000円
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問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759 https://www.bellross.com/ja/