2021 小田急 WWF出展ブランドガイド「ジャガー・ルクルト 編」〜スイスの時計作りを体現するマニュファクチュール〜
すべてを作り出すから実現できる完全な調和
Jaeger-LeCoultre(ジャガー・ルクルト)」は、創業から現在までに超複雑時計を含めて1200以上ものキャリバーを手掛けてきた「時の発明家」だ。20世紀初期には超薄型時計や気温変化を原動力にする「アトモス」、反転式角形ケースの「レベルソ」などを自社開発。こうした実績を支えてきたのが、自社内で時計製造を一貫して行う「マニュファクチュール」体制である。
いま工房では様々な技術を持つ180種の職人が集い、1本の腕時計を作り上げているという。「レベルソ」の複雑なケース構造と、表裏2面での異なる時刻表示を行う「デュオ」ムーブメントを完全に調和させる手腕は、まさしくマニュファクチュールの面目躍如と言えるだろう。
自社一貫製造を文化に変えた立役者
自社の品質規格「1000時間コントロールテスト」では、約6週間に及ぶ厳格な認証検査を実施。合格したモデルのみが世界各地へと出荷される。
REVERSO
右/表面は、1930年代の初期の女性用レベルソに着想を得て作られたアール・デコ調。裏面ではミッドナイトブルーに浮かぶムーンフェイズを備えた優雅な表情を楽しめる。左/「ポロ競技中にも壊れない腕時計」という依頼を受けて1930年代に開発された反転式角型ウォッチの現代版。本機は、異なる時刻を示す表と裏の2面文字盤をひとつのムーブメントで駆動させるデュオ仕様だ。
RENDEZVOUS/MASTER
右/女性専用コレクションらしい艶やかな一本。幻想的な天空表示の中に見えるのは、972年に渡って正確性を保つ超高精度ムーンフェイズ。2時位置にあるリューズを回すと、ダイヤルから浮き出た流れ星の位置が調整できる。 左/スイス時計の伝統的なドレススタイルをいまに伝える、シンプルにして秀麗なラウンドウォッチ。現在の月の位相がわかるムーンフェイズ表示と、その同軸上に日付を示す針を6時位置に備えた重層的な文字盤設計ながら、ケースの厚みを9.9㎜にまで抑えた。
「JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト )」について創業年:1833年 |