タグ・ホイヤー×ポルシェによる初のスペシャルエディション! 時計とクルマの名門同士の歴史的なクロノグラフが発売
“カレラ”という音の響きの良さは、世界共通のようである。この不思議な魅力を持つ名が与えられている存在で、もっとも知られているのが「ポルシェ 911 カレラ」と「タグ・ホイヤー カレラ」と言えるだろう。ポルシェとタグ・ホイヤーから生み出された偉大なる2つのアイコン。今回この両社は新しいパートナーシップを結び、新時代の幕開けを告げるアニバーサリーウオッチをリリースする運びとなった。
戦略的パートナーシップの締結から創出されたクロノグラフ
スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」と、ドイツの高級スポーツカーブランド「ポルシェ(PORSCHE)」は、モータースポーツの世界で共通したビジョンを掲げ、それぞれ活躍の場を広げてきた。そのDNAが、総合的かつ長期的なパートナーシップの締結へと繋がったと言える。まずはシンボルとして、「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション」の発売が決定した。
“カレラ”とは、1950年代にメキシコで開催されていた「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」というカーレースに由来するものだ。わずかな期間しか開かれなかった伝説的なこのレースで、1954年にポルシェはクラス優勝を果たしたのだった。そのエピソードを持ってして、もっともパワフルなエンジンが搭載されるポルシェを「カレラ」と命名した。
一方のホイヤー(タグ・ホイヤーの前身)は、現・名誉顧問のジャック・ホイヤー(前CEO)がカレラ・パナメリカーナ・メヒコに魅了されたことをきっかけに、1963年に最初の「ホイヤー カレラ クロノグラフ」を発表。ドライバーズウオッチのコンセプトで開発され、激しいレース中でも一目で時刻や計測タイムを把握できる革新的なデザインを生み出した。
ダイアルやベゼルにポルシェをイメージさせるディテールを備える
発売されたポルシェスペシャルエディションモデルは、2020年の新作「タグ・ホイヤー カレラ スポーツクロノグラフ」をベースとしている。特別なディテールとして、レーシングレッドで“PORSCHE”を刻んだブラックセラミックベゼル、ポルシェの高級スポーツカーに使われているフォントのアラビア数字インデックス、アスファルト加工のグレーダイアルを用い、随所にポルシェのエッセンスを散りばめたスポーティなデザインに仕上げられている。
またケースバックにはサファイアクリスタルがセットされており、搭載する最新の自社製造ムーブメント「キャリバー ホイヤー02」が見える仕組みになっている。ここにはポルシェのステアリングにヒントを得たデザインのブラックローターが備えられており、タグ・ホイヤー&ポルシェのダブルネームが刻まれている。
各々のステージで第一線を走り続ける、アイコニックな2ブランドによる世紀のコラボレーションを祝うのに相応しい逸品。まずは、レーシングカーの流線形デザインを模した連結ブレスレットモデルと、ポルシェのインテリアからインスパイアされたステッチ入りのカーフレザーストラップモデルの2型がデビューした。
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/
Text/WATCHNAVI編集部