腕時計は「色」でもっと楽しくなる vol.6 ―― ネクストブーマーの“グリーン”で腕元をアピール

安心感やリラックスを与えるカラーとして、“グリーン”は各所で用いられている。この不思議な力を持つ緑を使った腕時計が、これまでは少数派だったものの増加傾向にある。その表現方法が多彩になったことで一気に波及し、トレンドの仲間入りを果たすまでに広がっているのだ。

本記事では市場の最新動向を踏まえ、緑を纏う注目の腕時計3モデルを紹介する。

 

由緒ある歴史を称えて神秘の森をデザインに取り入れる

セイコー「プロスペックス LXライン リミテッドエディション」Ref.SBDB039 69万3000円

セイコーダイバーズは、極地探険にも携行された輝かしい歴史や、プロの潜水士からも厚く支持されている実績がある。その系譜を継ぐプロスペックスの限定グリーンモデルは、スカルブスネスという南極の湖沼に生育する植物群「コケボウズ」を文字盤、そしてセラミックベゼルにモチーフとして取り入れた。自動巻きスプリングドライブ(自社製Cal.5R65)。純チタンケース&ブレスレット(硬質コーティング)。直径44.8mm(厚さ15.7mm)。300m飽和潜水用防水。世界限定500本。

 

問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012 https://www.seikowatches.com/jp-ja

 

 

繊細な仕上げが光る人気クロノグラフのニューカラー

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ」Ref.CBN2A10.BA0643 67万6500円

モーターレースの世界を体現するクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ」に2020年、新コンセプトに基づいて開発された44mm径バージョンが新加入。そのグリーンダイアルモデルは、同心円状に筋目を施したサーキュラーサテン仕上げが光を受けた際に美しく反射し、高級感を演出する。サテン&ポリッシュで仕上げ分けされたステンレススチールケース(シースルーバック)との組み合わせも秀逸。自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02)。ステンレススチールブレスレット。100m防水。

 

問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/

 

 

針葉樹をイメージさせる美麗なグリーングラーデーション

グラスヒュッテ・オリジナル「パノマティックルナ」Ref.1-90-02-13-32-70 130万9000円

ドイツ時計の聖地=ザクセン州に伝わるウオッチメイキングの粋を感じさせる、アシンメトリーデザインが特徴の本コレクション。最新作は、ヴァーニッシュ(ワニス)加工によって艶やかさを高め、針葉樹の森を想起させるグラデーショングリーンダイアルを実現した。自動巻き(自社製Cal.90-02)。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm(厚さ12.7mm)。5気圧防水。

 

問い合わせ先:グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7266 https://www.glashuette-original.com/ja/

 

Text/WATCHNAVI編集部