【装着レビュー付き】シチズンの真摯さが伝わる新作機械式時計は、10万~20万円台のビジネスユースにもぴったりなブレスレット統合型デザイン

今シーズンの「シチズン(CITIZEN)」は、11年ぶりに新しい機械式ムーブメントを開発し、搭載するハイエンドウオッチザ・シチズン キャリバー0200 メカニカルモデルを発表するなど、期待に応える新作を多数用意している。その中より、久々のニューモデル登場となる「Series 8(シリーズエイト)」を紹介する。

Series 8 ―― モダン・スポーティデザインの機械式時計が再始動

 

シチズン「Series 8」は2008年にデビューし、実用的かつ良心的なプライスレンジを持ち味としている。名称の「 8 」とは、自社のモノ作りに対する∞(無限大)の可能性を込め、授けたというエピソードを持っているのだ。今回、約5年ぶりに新作が発表された。

待望の最新作は、ケースとブレスレットに統一感のある流行のスタイルを纏い、直線的なヘアライン仕上げを多用してスマートにまとめられた外観を形成している。これはテーマである“引き算の美意識”から創出されたもので、シチズンのドレスウオッチらしいソフィスティケートなデザインを重視しつつ、現在求められているモダン・スポーティな要素が取り入れられた。

ラインナップは「870 メカニカル」「830 メカニカル」「831 メカニカル」に大きく分けられ、上位機種の870と830には高性能なオートマティックムーブメント「キャリバー0950」が搭載されている。また、870にはラウンドダイアルに合わせた2体構造のベゼルがセットされており、830にはマザーオブパールを使った3層式の文字盤が用いられているなど、中3針+日付カレンダーのシンプルウオッチながらに強いこだわりが反映された仕様といえる。今回は3型・計8モデルが発表され、すべて8月のリリース開始予定となっている。

 

Series 8 870 メカニカル

シチズン「Series 8 870 メカニカル」Ref.NA1004-87E 22万円/自動巻き(自社製Cal.0950)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ、平均日差-5〜+10秒、2種耐磁時計。ステンレススチールケース&ブレスレット、サファイアガラス風防(無反射コーティング)。直径40mm(厚さ10.9mm/設計値)。10気圧防水

 

 

Series 8 830 メカニカル

シチズン「Series 8 830 メカニカル」Ref.NA1010-84X 19万8000円/自動巻き(自社製Cal.0950)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ、平均日差-5〜+10秒、2種耐磁時計。ステンレススチールケース&ブレスレット、球面サファイアガラス風防(無反射コーティング)。直径40mm(厚さ11.7mm/設計値)。10気圧防水

 

 

Series 8 831 メカニカル

シチズン「Series 8 831 メカニカル」Ref.NB6010-81A 13万2000円/自動巻き(自社製Cal.9051)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ、平均日差-10〜+20秒、2種耐磁時計。ステンレススチールケース&ブレスレット、サファイアガラス風防(無反射コーティング)。直径40mm(厚さ10mm/設計値)。10気圧防水

 

 

問い合わせ先:シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807 https://citizen.jp/

 

Text/WATCHNAVI編集部