【ティソ】創業から100年オーバーの歴史を持つ名門時計ブランドのミドルプライスモデルに要注目

創業から100年と聞くと、非常に歴史のある“老舗”というイメージがある。日本にもそういったメーカーや店舗が数多くあって敬愛の対象とされているが、世界の時計会社にも100年以上の歴史を誇るブランドが存在している。

本連載では、そのような世紀を越えて技術を継承しつつ、手に取りやすいミドルレンジプライスのコレクションを揃えている時計ブランドをピックアップ。第3回となる今回は、ダイバーズウオッからドレス系モデルまで幅広いラインナップで魅了しているスイスの【ティソ(TISSOT)】を特集。最新の注目ウオッチも紹介する。

ティソは1934年、先進的なアンチマグネティックウオッチ(耐磁時計)を発表した

 

ティソ(TISSOT)

創業年:1853年
創業者:シャルル・フェリシアン・ティソ、シャルル・エミール・ティソ
創業地:スイス/ル・ロックル

創業以来の進取の気質と先進技術で次々と傑作時計を輩出

スイスのル・ロックルにティソ親子が時計工場を設立したのは1853年。いち早く機械化した合理的経営により、精度や品質を落とさず量産に成功した。その後も耐久性に優れた「PR516」、天然石や木の時計、プラスチック製ムーブメントなど、独創的技術で多くの傑作を生み出している。1999年には世界初のタッチセンサーモデル「Tータッチ」を発売し、大成功を収めた。

1世紀半を越える伝統に裏打ちされた技術と意匠、適正価格など魅力は多い。最近ではシリコン製ヒゲゼンマイを備えるパワーマティック 80 シリシウムキャリバーを共同で開発。このムーブメントをダイバーズの「シースター1000」や最強のビジネスモデル「ジェントルマン」に搭載する他、アール・ヌーヴォー調の斬新なデザインが異彩を放つ「バナナ・ウオッチ」などで人気を呼んでいる。

 

紳士に相応しいグレーダイアルでトレンド感をアピール

「ティソ ジェントルマン オートマティック 日本限定モデル」Ref.T127.407.11.061.00 11万円

1960年代に製作されたティソの腕時計に着想を得て、実用性をエレガントに昇華させた人気シリーズの日本限定500本モデル。サテンとポリッシュの仕上げを使い分けた40mmケースに、端正なグレー文字盤を合わせた。キャリバーパワーマティック80 シリシウムの搭載により、ロングパワーリザーブや高耐磁性を実現。自動巻き、毎時2万1600振動、最長80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット(交換用レザーストラップが付属)。無反射加工サファイアクリスタルガラス風防。直径40mm。10気圧防水。日本限定発売。

 

洗練のブルーダイアルとレトロなブレスレットを採用

「ティソ ヘリテージ バナナ」Ref.T117.509.11.042.00 6万500円

バナナのようなカーブで腕にフィットする独特の長方形ケースに、アール・ヌーヴォー様式のクラシカルな魅力を受け継ぐ、通称「バナナ・ウオッチ」。ファッション性の高いミラネーゼブレスレットをブルーダイアルに合わせ、オン・オフを問わず幅広いシーンにマッチするデザインを形成した。クオーツ(Cal.ETA901.001)。ステンレススチールケース&ブレスレット。縦49×横27mm。3気圧防水。日本限定発売。

 

問い合わせ先:ティソ TEL.03-6254-7361 https://www.tissotwatches.com/ja-jp/

 

Text/WATCHNAVI編集部