ラグジュアリー志向を強める時計界で注目すべきゴールドケースウオッチ3選 ―― IWC、ユリス・ナルダン、パネライ
2021年の時計マーケットを振り返ると、ラグジュアリー志向がいっそう進んでゴールドケースモデルが増加し、印象に残るモデルも増えたように感じる。その中でも各ブランドは強度と美しさでバランスの良い「18K」(金を75%含有し、残りの25%に別の素材を配合したゴールド)を基本としながら、独自性を求めたゴールドを創出している。そのような特徴を持つゴールドケースウオッチを3本ピックアップ。
定番コレクションに生まれた3針仕様のレッドゴールドモデル
IWCシャフハウゼン「ポルトギーゼ・オートマティック40」Ref.IW358306 189万2000円
日本人にとってもジャストサイズで発表された、自社製造の自動巻きムーブメント「キャリバー82200」を搭載するスモールセコンド式3針モデル。シースルーバックからは、セラミック製のギアを組み込んだペラトン自動巻き機構が鑑賞可能だ。ステンレススチールケースモデル(レザーストラップ付き/79万7500円もしくはブレスレット付き/90万2000円)のほかに、リッチな18Kレッドゴールドケースモデル(写真)がラインナップされている。
スペック:自動巻き(自社製Cal.82200)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径40.4mm(厚さ12.3mm)。3気圧防水。
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp/ja/
実力派マニュファクチュールの大胆デザインがゴールドで魅力倍増!!
ユリス・ナルダン「ブラスト トゥールビヨン」Ref.1725-400/02 713万9000円
マグマや氷河など地球の生命力からのインスピレーションによるダブルXのモチーフがエクストリーム感満点の一方で、ステルス機にヒントを得たデザインを取り入れた「ブラスト」のハイエンドモデル。ガンギ車、アンカー、ヒゲゼンマイにシリシウム(シリコン)を使って信頼性を向上させている。マイクロローター&フライングトゥールビヨン搭載の自社製オートマチックムーブメントを採用。
スペック:自動巻き(自社製Cal.UN 172)、毎時1万8000振動、72時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、レザーストラップ。直径45mm(厚さ13mm)。50m防水。
問い合わせ先:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791 https://www.ulysse-nardin.com/jp_jp/
パネライオリジナルのゴールドと深いブルーの壮麗なコントラスト
パネライ「ルミノール マリーナ ゴールドテック™-44mm」Ref.PAM01112 292万6000円
パネライを代表するフラッグシップコレクションの新世代機に、銅(24%)とプラチナ(0.4%)を高い割合で配合し、赤みが強く変色しにくい「ゴールドテック™」をケースに採用。同マテリアルは時代に左右されない芳醇な濃い赤味でありながら、プラチナを含んでいることによって酸化が防がれ、時計としての寿命と美しさを永続させる。サテン仕上げのブルーダイアルとも好相性だ。
スペック:自動巻き(自社製Cal.P.9010)、毎時2万8800振動、72時間パワーリザーブ。ゴールドテック™ケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径44mm。5気圧防水。
問い合わせ先:オフィチーネ パネライ TEL:0120-18-7110 https://www.panerai.com/jp/ja/
Text/WATCHNAVI編集部