腕時計とモータースポーツの絆から知る人気ウオッチの魅力【ポルシェ・デザイン】編

腕時計とモータースポーツは強い絆で結ばれている。20世紀初頭ともに黎明期を迎え、まるで競い合うかのように進化してきた。それはクルマの性能アップに合わせて、時計界は計時精度の向上で応える必要があったためでもある。勝利のために技術の向上に挑戦してきた両者の濃密な関係は数多くのエピソードを生み出し、その伝説は現在に続いているのだ。

腕時計とモータースポーツにスポットを当てる本連載の4回目は、【ポルシェ・デザイン(PORSCHE DESIGN)】とポルシェ・パナメーラの繋がりについて解説する。

 

《ポルシェ・デザイン&ポルシェ・パナメーラ》

ポルシェ・デザインのクロックが標準装備に!!

ポルシェ・デザインの成り立ちについてまずは触れておこう。世界的に名の知れた美しいスポーツカー、ポルシェ911の初代をデザインしたのが創業者の孫にあたるフェルディナンド・ポルシェだった。そして彼が1972年に設立したデザインスタジオこそ、ポルシェ・デザインである。

ポルシェ・デザインの創業者、フェルディナンド・ポルシェ

 

このデザインスタジオは様々なプロダクトを手掛け、やがて時計のデザインプロデュースや自社ブランドから発売も行うように。独創的かつ機能的な数々のコレクションは、時計ファンからも高く評価されてきた。2014年には時計専門の自社工房を設立するに至っている。

 

そんなポルシェ・デザインが2020年にリリースしたのが、クルマ好きの間でも話題となっている。その理由は、新ポルシェ・パナメーラのオンボードクロックと同じデザインだから。コーディネイトするには最適だし、腕時計としてのクオリティも満足感が高いものである。

 

モータースポーツの名門ポルシェを腕の上で実感

ポルシェ・デザイン「スポーツ・クロノ・サブセコンド」Ref.6023.3.11.001.07.2 71万5000円

グラスビード・ブラストの特殊な仕上げを施した軽量なチタンケースに、刻みの入った大型のねじ込み式リューズ、ポルシェ純正のインテリアレザーを使ったブラックカーフスキンストラップ、ケース一体型の中空ラグを備えたスタイリッシュな機能美の一本。スリムなベゼルに最大径のダイアルがセットされている。針やインデックスには暗闇で強力に光る夜光を塗布。COSC認定クロノメーター。自動巻き(Cal.Porsche Design WERK 03.200)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。直径42mm(厚さ12.25mm)。10気圧防水。

 

問い合わせ先:ノーブルスタイリング TEL.03-6277-1604 http://noblestyling.com/porschedesign/