マリンクロノメーター由来のデザインと美麗な装飾によって芸術的な腕時計を生み出す【アーノルド&サン】の2021年新作
18世紀、揺れる船舶でも正しい時を刻む高精度時計=マリンクロノメーターを発明し、発展させたイギリスの時計職人、ジョン・アーノルドの意思と技術を継承する【アーノルド&サン(ARNOLD & SON)】。2021年も魅力的なタイムピースを発表した。その新作より、注目すべきコレクションについて解説する。
英国調の美麗キャリバーを持つ個性派ぞろい
2021年新作も1モデル1キャリバーを基本とし、シースルーバックから三角ブリッジなど英国特有の意匠が楽しめるモデルを発表。専用ムーブメントに合わせてケースを設計する方法を採用しており、注目は日本市場で好評を得るだろうメタルブレスレットモデルだ。
スタイリッシュなカラーと洗練のブレスレットの組み合わせ
「エイト-デイ ジャパン」Ref.1EDAS.U01BS.136A 176万円
マリンクロノメーターに範を取った8日巻きモデルの日本限定発売モデル。ブルーラッカーや波状のサンドバーストなど、4種類の異なる仕上げと3色を配した美しい文字盤がセットされている。ステンレススチールブレスレットの採用はブランド初の試み。手巻き(自社製Cal.A&S1016)、毎時2万1600振動、8日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径43mm。3気圧防水。日本限定8本。
最薄トゥールビヨンを希少な鉱石と神話で芸術に昇華
「ウルトラシン トゥールビヨン ドラゴン&フェニックス」Ref.1UTAR.Z01A 1320万円
ドラゴンとフェニックスの神話から着想を得たローズゴールドの精密なミニチュア彫刻を、珍しい鉱石であるブロンザイトから作られたダイアルの左右に備える。時分ダイアルとトゥ―ルビヨンのキャリッジを上下に配した堂々たる芸術作品だ。他の鉱石を使ったダイアルのバリエーションもラインナップ。手巻き(自社製Cal.A&S8200)、毎時2万1600振動、90時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径42mm(厚さ8.6mm)。3気圧防水。世界限定5本。
3Dムーフェイズとアベンチュリンが好マッチ!!
「ルナマグナ」Ref.1LMAR.A02A.C153A 583万円
ダイアルと月の暗い部分をアベンチュリン、月の明るい部分を大理石で表現したユニークピース。時分ダイアルはホワイトラッカーで仕上げ、フランジにはブルーPVDを施した。立体的なムーンフェイズ表示は、122年に1日の誤差しかない高精度仕様。手巻き(自社製Cal.A&S1021)、毎時2万1600振動、90時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径44mm(厚さ15.9mm)。3気圧防水。世界限定28本。
トレンドの“青金”デザインで美しい夜空を描く
「パーペチュアル・ムーン・オブシディアン」Ref.1GLAR.Z01A.C154A 422万4000円
ブロンズカラーに輝く文字盤は金黒曜石から作られたもの。ブルーラッカー仕上げのムーンディスク上にロジウム仕上げの巨大な月、シルバーの星々が煌めく。ブルーのストラップにより、暖色と寒色のコントラストが際立つ。手巻き(自社製Cal.A&S1512)、毎時2万1600振動、90時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径42mm(厚さ11.43mm)。3気圧防水。世界限定28本。
「アーノルド&サン(ARNOLD & SON)」を解説創業年:1764年 高精度マリンクロノメーターで有名なジョン・アーノルドが、初代ブレゲ工房で修業した息子と設立。休眠期間を経た後にスイスで復活した時計ブランドである。2010年に高級ムーブメントメーカー、ラ・ジュウ・ペレ社がブランドごと傘下に置き、再出発を果たした。伝統的な製造技法を用いながら、創業者の偉大な作品にインスピレーションを受けたタイムピースを展開している。 |
問い合わせ先:アーノルド&サン相談室 TEL.0570-03-1764 https://arnoldandson.com/ja