2021年新登場のメンズウオッチ【エルメス H08】はスポーティ&モダンなデザインで注目を集める

至高のレザーバッグやウェア、アクセサリーなどを展開する【エルメス(HERMÈS)】は近年、ウオッチメイキングにも積極的な姿勢を見せている。2021年は、まったく新しいメンズコレクション「エルメス H08」を発表するなど、いっそう注目が集まる。その魅力について解説する。

 

スポーティでモダンなデザインの新メンズタイムピース

©Joël Von Allmen

「エルメス H08」Ref.W049433WW00 100万9800円

数字の0は「無」を意味し、8を横に倒せば「無限」を意味する記号となる。この謎めいた数字を冠したエルメス H08(エイチ・オー・エイト)が、グラフェン複合素材とチタンの2種類のケースで誕生した。0と8をモチーフにした外装は、パリのエスプリが息づくエルメスらしさを生かしつつ、モダンかつスポーティな仕上がりに。角の取れた正方形の中に、完璧な円を描くベゼルはセラミック製だ。写真のグラフェン複合素材ケースは炭素のグラファイト同素体から製造されており、時計に使われるもっとも軽量なマテリアルのひとつといわれている。自動巻き(自社製Cal.H1837)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ。グラフェン複合素材ケース(シースルーバック)、セラミックベゼル、ラバーストラップ。縦39×横39mm。10気圧防水。

 

エルメスの紳士用スカーフを手掛ける日本人デザイナーによる意匠

©Claude Joray

「スリム ドゥ エルメス セ・ラ・フェット」Ref.W05298WW00 1274万9000円

デザイナー兼イラストレーターの野村大輔氏が描いた正装の骸骨が騎乗している姿のデザインを、パイヨンエナメル技法の細密画法とエングレービングを駆使して表現。ブルーとブロンズ、褐色を基調とした遊び心溢れるアートピースである。自動巻き(自社製Cal.H1950)、毎時2万1600振動、42時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39.5mm。3気圧防水。世界限定8本。

 

エルメス(HERMÈS)」を解説

創業年:1837年
創業者:ティエリー・エルメス
創業地:フランス/パリ
現CEO:アクセル・デュマ

馬具工房に始まり、皮革製品を幅広く展開して世界的メゾンに成長。現在ではバッグやプレタポルテ、テーブルウェアなども扱う。時計製造は1920年代に着手し、スイスにラ・モントル・エルメス社を構える。

 

問い合わせ先:エルメルジャポン TEL.03-3569-3300 https://www.hermes.com/jp/ja/