【ザ・シチズン】から土佐和紙を文字盤に使った精度の高い限定ウオッチがリリース
“世界初”や“国産初”となる技術を数多く開発してきたウオッチメーカー【シチズン(CITIZEN)】が、時計の本質を追求し卓越した精度を誇る「ザ・シチズン(The CITIZEN)」の新作をリリースした。文字盤に日本の伝統工芸品である土佐和紙を使った、こだわりの仕様となっている。メーカー希望小売価格は44万円。
土佐和紙のダイアルで幻想的な夜を表現
日本では古来より障子の素材として和紙を用いてきた。光を取り込みやすいその特性は、まさにシチズン独自のソーラー電池機能「光発電エコ・ドライブ」を駆動するのに適した素材といえる。ザ・シチズンでは以前から和紙を使ったコレクションを展開しており、最新作「AQ4090-59E」もその流れを汲んだ一本である。
本機は文字盤に、世界でもっとも薄い和紙といわれる「土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)」を採用。自然の原材料と職人技によって生み出される独特な風合いのこの和紙を漆黒に仕上げ、さらに微細なラメを重ねることで幻想的なデザインを創出した。それはあたかも、海面のゆらめきを彷彿とさせるもの。ここに光が射しているかのようなゴールドカラーの見返しリングと秒針をセットし、陰と陽を巧みに使い分けている。
手間や配慮を軽減する実用的なスペック
搭載ムーブメント「キャリバーA060」は、前述のように定期的な電池交換を不要とする光発電エコ・ドライブ仕様。年差±5秒という高い精度を継続するほか、衝撃から針ズレを防ぐ衝撃検知機能や、たとえ針ズレが生じても自動修正する針自動補正機能を搭載する。0時ジャストで日付表示を更新する機能も備えた、実に利便性の高いムーブメントといえる。
これを収めているケースは、こちらもシチズンオリジナルのスーパーチタニウム。ステンレスよりも約40%軽く、約5倍の硬度を持つ特殊なマテリアルだ。さらにメリットは続き、サビに強く、メタルアレルギーの症状が出にくい特徴も持つ。また、本機にはスーパーチタニウムの中でももっとも硬質(サファイアガラスと同レベル)で、貴金属のような美しい輝きを実現する「デュラテクトα」が施されている。もちろんブレスレットも同素材で、煌めくシルバーの外観と総質量わずか86gという驚きの軽さを可能にした。
問い合わせ先:シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807 https://citizen.jp/
Text/WATCHNAVI編集部