上陸まもなく取り扱い正規店舗は30以上! 新興ウオッチブランド「ノルケイン」が支持される理由と証言
ノルケインは、全国各地にある正規時計店の常連の間でにわかに話題を集めているスイスの時計ブランド。2018年に創業し、翌年から日本に上陸。コロナ禍の2020年にも話題にはことかかず、今年も精力的に活動している。チャレンジスピリッツをブランドの使命と考え、その姿勢にはサッカー選手の岡崎慎司氏も共感。アンバサダーという関係を超越した絆で互いを高め合っている。ではなぜノルケインがわずか2〜3年でここまで注目を集める存在になることができたのか、その裏側を検証してみた。
TEXT/Daisuke Suito(WN)
わかりやすいコレクション構成と豊富な選択肢
ノルケインの商品ラインナップは「アドベンチャー」「フリーダム60」「インディペンデンス」という、3つの柱で成り立っている。「アドベンチャー」は過酷な冒険に挑む人の着用が想定されたデザインが、「フリーダム60」は豊かな名作を育んだ1960年代の“自由な時代”へのオマージュが、「インディペンデンス」は1年ごとにラインナップが入れ替わるユニークなコンセプトがそれぞれ特徴となっている。
筆者が特に好んでいるのは「インディペンデンス」のコンセプトで、今年であれば商品名がインディペンデンス21(前年ならインディペンデンス20)のように、大切な節目を記念するのに相応しい仕様となっている。ケース9時側サイドにある「ノルケインプレート」にオリジナル刻印を施せば、大切な節目を迎えた年に作られた世界で自分だけの時計を所有できるのだ。
「アドベンチャー」「フリーダム60」はサイズもカラーも素材も複数にあり、男女で時計選びが楽しみやすいコレクション。そのなかには、2020年の時計業界で大きな話題となった「ケニッシとの長期パートナーシップ締結とマニュファクチュールムーブメント」の発表とともに明かされた、高性能ムーブメント搭載モデルも含まれている。
ケニッシとは、ロレックスグループの時計ブランドであるチューダーのムーブメントを製造するメーカーであり、ノルケインとの関係を結んだ当時でほかに外部提供していたのはシャネルぐらい。創業間もないブランドが手を組むムーブメント専門メーカーとしては、異例中の異例のことだった。
有力4店舗が語る「ノルケインを推す理由」
とはいえ、なぜこれほどノルケインがサプライヤーからもバイヤーからも支持を得ているのか。特にノルケインに注力している4つの国内正規取扱店に理由を聞いた。
証言1/oomiya 心斎橋店店長代理・田井さん
「質実剛健で価格を遥かに凌ぐクオリティの高さは、腕に着けていただくとすぐに分かります。文字盤やケースの仕上げは細かく、一部にマニファクチュールムーブメント搭載モデルもあり、スイスの高品質な機械式時計をお楽しみいただけます」
証言2/WING金沢店店長・大窪さん
「ノルケインの時計は、ケースデザインから、ブレスレット、ムーブメントやダイアルまで創り手のこだわりが凝縮されており、とにかく完成度が高いと思います。のみならず、商品の開発背景や込められた想いまでひしひしと伝わってくるのです。ノルケインスタッフのブランドに対する情熱に触れると、共に成長したいと思わずにはいられませんでした。これからも私たちの予測を超える活躍をしてくれるものと確信しております」
証言3/カミネクロノメトリー店・片野さん
「つねに高みへ挑戦を続け、最高のクオリティを目指してきたノルケインは、3年という期間でここまで成長できることを見せてくれました。複数本ご購入いただく方もおり、時計ファンを魅了するだけの細部に至る品質の高さは十分に実証済み。立ち止まることなく挑戦のスピリットを燃やし続けるノルケインの、さらなるサプライズに期待しています」
証言4/トミヤ クロノファクトリー店・岡崎さん
「スイス機械式時計の魅力をより多くのお客様に知っていただきたいという観点から、素材もデザインもスペックも一流ですが、敢えて価格をお求めやすいランクに設定している部分に非常に共感出来ます。ノルケインの時計はどのモデルをとっても、価格以上の価値が秘められています。ケースやムーブメントの仕上げ分けももちろんですが、全ての時計が機械式自動巻き、100m防水、シースルーバックを標準装備しているというブランドは、ノルケイン以外にはないと思います」
難しい時代に攻め続ける姿勢が共感を呼ぶ
オリジナルウオッチを製作するほどブランドに惚れ込んだ4店舗の証言を要約すると、ノルケインには「価格以上の高品質」「情熱的なスタッフ」「挑戦し続ける姿勢」といった要素が魅力につながっているようだ。他の多くのブランドが定番品のカラーバリエーションを中心とした保守的な新作を出す中で、ノルケインは新型ムーブメントの導入を筆頭に公約通りインディペンデンス21を発表。そして今度は新たなるコンセプト「ネベレスト」を掲げ、新作を披露してきた。
このコンセプトは世界の最高峰エベレスト(=EVEREST)に、ノルケインの頭文字「N」を加えた造語。「時計界の最高峰を目指す」という強い意志を表すのと同時に、NEVER+RESTという2つの言葉を含むことから「決して休まず挑戦し続ける」という決意表明でもあるそうだ。
ちなみにネベレストモデルの売上の10%は、バタフライ ヘルプ プロジェクトに寄付される。このプロジェクトは、ヒマラヤ山脈で命を落としたシェルパ(登山家たちのサポートを専門とするプロフェッショナル)の家族を支援し、その子供たちが教育を受けることができる環境を提供することが目的。ノルケインは今年、50人の子供たちが学校に行けるようにし、さらにプロジェクトを通じた寄付金によってより多くの子供たちの支援を行なっていくのだという。
ノルケイン・ジャパンの代表に聞いたところでは、2021年の年末に向けてまだまだ現時点では公表できないサプライズが複数あるとのこと。壮大なる新コンセプトと、質実伴った新作の発表、そして尽きることのない豊富な話題。まさしく各ショップの代表者が語ってくれた通りの展開により、ノルケインの注目度はますます高まっていくに違いない。
問い合わせ先:ノルケイン ジャパン Tel.03-6864-3876 https://norqain-vision.jp