スイスウオッチブランド【オリス】が航空レスキュー隊「レガ」との限定コラボ第3弾モデルをリリース。ケースバックに特別な刻印を施す
スイスには1世紀以上にわたって機械式時計を作り続けているブランドが存在する。その歴史ある一社、【オリス(ORIS)】はプロフェッショナル仕様の腕時計をラインナップしていることでも知られている。本格派航空時計「ビッグクラウン プロパイロット」に生まれた新しい限定モデルも、航空レスキュー隊の活動をサポートする高性能な一本となっている。
スイスの航空レスキュー隊「レガ」とのコラボレーション第3弾
新作「レガフリート リミテッドエディション」は、1938年にオリスが開発した大型リューズを備える時計「ビッグクラウン」を、モダンかつプロスペックにアップデートした「ビッグクラウン プロパイロット」をベースとしている。機能的なデザインがもたらす実用性は、まさにプロユースに耐えるものだ。
モデル名にもなっている「レガ」とは、スイスの航空レスキュー隊の名称。スイス国内でおよそ70年間にわたって航空医療サービスを提供しているプロ集団である。現在は18機のヘリコプターなどを配備し、担当エリア内であれば緊急出動要請から15分以内に現場に到着できる体制を整えているという。基地にはパイロット、救急航空専門医、パラメディックのチームが常駐しており、医療サービスの一部を支えているのだ。オリスは以前から同隊とタッグを組んでおり、実際に隊員が着用できるコラボレーションウオッチを発表してきた。本機はその第3弾となる。
21ものバリエーションで「レガ」の活動を称える
「レガフリート リミテッドエディション」が他と異なってユニークなのが、21種類ものバリエーションをラインナップしている点だろう。こうした限定コラボモデルの多くでは、デザイン違いの個体を揃えることは稀である。しかし本機はケースバック(ねじ込み式)に、レガが配備している18機のレスキューヘリコプターと3機の固定翼機を合わせた21機を、1機ずつそのイラストと固有の登録ナンバーを刻み、それぞれ100本限定としている。すなわち計2100本が存在するリミテッドコレクションとなっているわけだ。
機能面の充実も特徴で、グレーPVD加工を施すことで光の反射を抑えたステンレススチール製のマルチピースケースに、視認性の高いマットブラックダイアルをセット。アラビア数字インデックスと針にはグレードAのスーパールミノバBG W9が塗布され、暗闇においても時刻の確認をスムーズに行える。またノッチの入ったベゼルは両方向回転式になっており、そのトップリングにはパルセーションスケールを配して簡易的に脈拍数を計測できるようにしている。救急医療の従事者を着用を想定した特殊スペックと言えよう。さらに、飛行機に模したマークを先端に備えるGMT針を搭載し、ダイアル外周のリングの24時間表示に合わせることで第二時間帯を示している。
ストラップはブラックのレザー製とは別に、洗浄しやすく衛生的なレッドのラバー製も付属。クイックチェンジ機構が備えているため交換が容易で、クラスプも付け替え用のツールが同梱されている。その他、撥水性のベンタイルでできた赤いポーチ(時計の以外にピンセットや絆創膏などを収納するためのゴムバンドが付いており、救急用品ケースとしても使える)もセットされているなど、特典も充実している。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/
Text/WATCHNAVI編集部