時計界の盟主たる【パテック フィリップ】の威厳を知らしめる新グランド・コンプリケーション&ノーチラスのファイナル仕様
腕時計の基本形を作り上げた「カラトラバ」に代表されるように、【パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)】は時計界で特別なステータスを持つブランドとして知られている。2021年も魅力的なコレクションを複数発表した。その中でも本記事では、1932年に登場した初代カラトラバの様式美を受け継ぐラウンドウオッチの新作と、いまや世界的な人気でレアピースの代表的存在となったラグジュアリースポーツウオッチの新作を紹介する。
曜日・日付・月を一列に並べての表示に成功した技術的大作
「インライン永久カレンダー」Ref.5236P 1494万9000円
曜日・日付・月の表示を、12時位置の大型窓にインラインで表したユニークな永久カレンダーモデル。かつて懐中時計で開発例があったが、腕時計での実現は初めてだ。中央の日付表示はビッグデイトのように、十の位と一の位を左右別々のディスクで表示する構造になっている。縦方向のサテン仕上げが施されたグラデーション文字盤も美しい。通常の永久カレンダーよりも部品点数が118個増え、価格もパテック フィリップにラインナップされている永久カレンダーの中で最も高い。3つの特許を申請中。
スペック:自動巻き(自社製Cal.31-260 PS QL)、毎時2万8800振動、最大48時間パワーリザーブ。プラチナケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径41.3mm(厚さ11.07mm)。3気圧防水。
ムーブメントも進化した腕時計の真髄を極めるカラトラバの最新作
「カラトラバ」Ref.6119 339万9000円
1934年発表のカラトラバ 96Dに見られるクル・ド・パリベゼルを、1985年の3919などを経て現代に継承。最大65時間駆動というパワーリザーブ強化を実現した新開発キャリバーを搭載する。気品高きローズゴールドケースに、グレイン仕上げのシルバー文字盤を合わせた。
スペック:手巻き(自社製Cal.30-255PS)、毎時2万8800振動、最大65時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm(厚さ8.1mm)。3気圧防水。
ノーチラスの人気コンプリケーションに新色が登場
「ノーチラス・トラベルタイム・フライバック・クロノグラフ」Ref.5990/1 1223万2000円
ローカルタイム時針だけを1時間ずつ前進・後退できるトラベルタイムのプッシュボタンを、スマートに9時位置に配した人気の複雑時計に、ローズゴールドバージョンが新登場。ブルー・ソレイユ文字盤に水平エンボス模様を施し、エレガントに仕上げた。
スペック:自動巻き(自社製Cal.CH 28-520 C FUS)、毎時2万8800振動、最大55時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40.5mm(10-4時方向/厚さ12.53mm)。12気圧防水。
トレンドカラーにも独自のエッセンスを加える
「ノーチラス」Ref.5711/1A 401万5000円
生産終了したRef.5711/1Aの後継機として、2021年にだけ生産される最終版ノーチラス。水平エンボス模様のダイアルには新しいオリーブグリーン・ソレイユが与えられた。パテック フィリップらしい上品な色味と、唯一無二のラグジュアリースポーツウオッチが放つ風格が絶妙なハーモニーを創出している。
スペック:自動巻き(自社製Cal.26-330 S C)、毎時2万8800振動、最大45時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm(10-4時方向/厚さ8.3mm)。12気圧防水。
「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」を解説創業年:1839年 リューズ巻き上げ式時計(1844年)やミニッツリピーター(1845年)、永久カレンダー(1889年)など数々の革新技術を開発してきた名門。2009年にはジュネーブ・シールに代わり、独自の品質規格である「PPシール」を創設した。 |
問い合わせ先:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109 https://www.patek.com/ja