セイコー プレザージュの美麗文字盤シリーズ「STAR BAR」の最新限定は1月14日発売の「豊穣」モデル
2008年にバーテンダーとして初めて現代の名工を受賞した岸 久（きし ひさし）氏が考案したカクテルを表現したセイコー プレザージュの人気シリーズに最新作が登場した。今回は、日本の原風景をイメージしたオリジナルカクテル「豊穣」を、本格機械式時計で表現。実はこのSTAR BARシリーズは海外の時計好きに評価が高く、限定数も世界限定5500本（うち国内300本）と、海外を主戦場に見据えた設定。価格が5万8300円というのも、極めて戦略的だといえよう。発売は2022年1月14日（金）。
豊潤な自然をダイアルカラーとテクスチャーで描写
岸氏が考案したカクテルで、今回の限定ウオッチのデザインルーツになった「豊穣」は、ベースとなる日本酒の原料である稲穂が豊かに実り黄金色に輝く情景を思い描いて作られた特別なカクテルだ。
この背景を受けて、ウオッチの方でも光に照らされ風に揺れる稲穂畑の情景をシャープに輝く黄金色と柔らかな薄金色で描き、日本酒特有の熟成感をダイアルに施した精緻な模様と艶やかな透明感で演出。オリジナルカクテル「豊穣」のふくよかな風味を表現したという。
セイコー プレザージュのテーマである「100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウオッチブランド」に相応しく、時計自体にも細部に至るこだわりが満載。たとえば、秒針と分針には先端を手で曲げる「曲げ針」を採用。裏を返せば機械式時計がエネルギーを蓄え、時を刻む様子が堪能できる「シースルーバック」仕様となっている。その裏蓋には限定仕様らしくシリアルナンバーが刻まれ、さらにスペシャルボックス付きと、特別感は満載だ。
これだけの魅力がありながら、6万円以下という価格設定は極めて良心的。5500本という限定数は一見すると豊富に思えるが、世界展開という点を考慮すれば各国への内訳は日本と同数程度と予想でき、決して潤沢というわけではないだろう。購入を希望するなら早めの決断が必要になりそうな一本である。
自動巻き（キャリバー4R35）、毎時2万1600振動、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（金色めっき／シースルーバック）。直径40.5mm（厚さ11.8mm）。カーフストラップ。5気圧防水。世界限定5500本（うち国内：300本）。2022年1月14日発売
岸 久（きし ひさし）【プロフィール】1996年「IBA 世界カクテルコンクール」で、日本人初の世界チャンピオンとなる。2000年「STAR BAR」を銀座一丁目にオープン。2008年 バーテンダーとしてはじめて「現代の名工」を受賞。2014年「黄綬褒章」を受章。独自のインフィニティーシェークでマイクロバブルを発生させてカクテルに比類なき香味を立たせる。1つ1つ刃物で切り出すダイヤモンドと評される氷はシェークとともにジャパニーズバーテンディングとして、世界のバーシーンに大きな影響を与えている。
問い合わせ先：セイコーウオッチ お客様相談室 Tel.0120-061-012
https://www.seikowatches.com