【シチズン アテッサ】からブランド誕生35周年記念限定モデル第2弾がリリース。裏蓋に月面探査プログラム「HAKUTO-R」をあしらう
【シチズン(CITIZEN)】が、グローバルに活躍するビジネスマンのための腕時計「アテッサ(ATTESA)」のブランド誕生35周年記念モデル第2弾を発表した。コーポレートパートナー契約を結ぶ、株式会社ispaceの民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」とのコラボレーションも兼ねており、新開発の「結晶チタニウム」を外装の一部に使用した特別仕様となっている。価格は31万9000円(税込み)。世界限定1000本。
月着陸船にも利用される「スーパーチタニウム」とユニークな「結晶チタニウム」の融合作
2022年末の打ち上げを予定している民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のランダー(月着陸船)の着陸脚パーツには、ステンレスの約5倍以上の硬度を持つシチズン独自の「スーパーチタニウム」が使われることになっている。同社腕時計の外装素材として、これまでに培ってきたチタン加工技術のノウハウが高く評価され、HAKUTO-Rのプロジェクトに応用されることとなったのだ。
新作「アテッサ ACT Line エコ・ドライブGPS衛星電波時計F950 ダブルダイレクトフライト HAKUTO-Rコラボレーションモデル」は、まさにシチズンが誇るチタン技術の歴史とHAKUTO-Rの可能性に触発され、開発された一本。擦り傷に強く、輝きを長期間保持するデュラテクトDLCを施したスーパーチタニウムをケース&ブレスレットに採用。また、チタニウムを高温で熱処理し、再度冷ますことで組成が不均一に結び付き、結晶パターンが表出する新たなチタン素材「結晶チタニウム」もベゼルとブレスレットの中コマに使っている。その結晶パターンはまるで自然界の鉱物のように二つとして同じものがなく、魅力的だ。この素材は結晶化の際に高温を加えると素材が膨張するため、細密に加工する高度な技術を必要とする。その難題をシチズンは克服し、オリジナリティのあるデザインの一部として取り入れた。
宇宙空間の暗闇をブラックトーンで表現
上記のように、スーパーチタニウムと結晶チタニウムというシチズンのオリジナル技術が投影された本機。デュラテクトDLCによってダークトーンに統一された外装に合わせ、ダイアルにも宇宙空間の暗闇をイメージさせるこだわりが施されている。とは言え、視認性を優先とするブラックダイアルであり、リングパーツやインデックスなどを重ねて立体感を出した積層構造のデザインとし、時刻からカレンダー、セカンドタイムゾーンまで読み取りやすさを追求している。
本機はエコ・ドライブGPS衛星電波時計の最上位ムーブメント、「キャリバーF950」を搭載。時刻情報のみであれば、最短3秒で受信し、メインタイムの時針と分針を従来の2倍のスピードで動かし、正しい時刻を表示する。さらにワールドタイムや1/20秒クロノグラフ、10気圧防水など、ビジネスシーンや日常生活においても役立つ機能を満載。また、コラボモデルの証としてケースバックにHAKUTO-Rのイラストがあしらわれている。
問い合わせ先:シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807 https://citizen.jp/
Text/WATCHNAVI編集部