ドイツ高級時計ブランドの【グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHÜTTE ORIGINAL)】が個性の異なる2つのシリーズから新作を発表した。20気圧防水を有するスポーツウオッチ「SeaQ」の新型はすでに発売中で、価格は279万4000円。「パノマティックカレンダー」は、レッドゴールドケースが333万3000円〜、世界限定150本のプラチナケース仕様は489万5000円。こちらもすでに発売中だ。
エレガントに装うクラシック・ダイバーズ
グラスヒュッテ・オリジナルは1845年に創業し、ドイツ・ザクセン州グラスヒュッテ地方をドイツの高級時計産業の中心地にしたブランド。そんな時計好きにとって聖地とも呼べる場所で初めて作られたダイバーズウオッチが、最新作「SeaQ」の原点である。
これまで39.5mmケースのデイト付き3針SeaQは、ステンレススチール、あるいはリューズとベゼルにローズゴールドを使った外装バリエーションで展開されていた。今回、新たに加わったブラックダイアル×レッドゴールドケースのバリエーションは、時計が持つアクティブな雰囲気を一新したラグジュアリーなスポーツウオッチとなっている。
文字盤はサンレイ仕上げのガルバニックブラック。レッドゴールドに縁取られた針とインデックスには蓄光素材「スーパールミノバ」を塗布し、ダイバーズウオッチに要求される高度な視認性を確保した。潜水時間の計測に役立つ逆回転防止ベゼルもレッドゴールド製だが、表面には耐傷性に優れたセラミック製インレイが備わっている。スペック面では、たとえ18K素材であってもDINおよびISO規格に準拠したダイバーズウオッチ性能を確保。使う気になればアウトドアに連れ出すことだってできる。
ブランド初の年次カレンダーを備えた新型キャリバー搭載
定番シリーズとなる「パノ」の新作は、新たな自社製自動巻きキャリバー92-09(プラチナ仕様は92-10)を搭載。3月1日に修正するだけでその後1年にわたって正確な月・日付を表示するアニュアルカレンダー機構を搭載し、毎時2万8800振動のハイビートながら100時間パワーリザーブを確保している。さらにシリコン製ヒゲゼンマイにより温度変化や磁気への耐性も獲得。いくつもの時計を日々着け替える時計愛好家のための実用性も考慮されており、レトログラード式の月と日付の表示はリューズだけで調整可能だ。“完全に設計を見直した”という公式発表にある通り、特有のアシンメトリーなダイアルデザインを保ったまま、現代最新のタイムピースに求められる要件を満たしたのである。
直径42mmのケースは先述の通りレッドゴールドと限定のプラチナの2種類での展開。レッドゴールドのバージョンには初めて4時位置のパノラマデイトにゴールドの縁取りが添えられ、プラチナバージョンでは同部のメカニズムまで見渡せるオープンワークダイアルとなっている。
問い合わせ先:グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 TEL.03-6254-7266
https://www.glashuette-original.com/ja/