【オリス】が海の水質改善を目指すプロジェクトに参加!! 緑のマザーオブパールダイアルが眩い「ニューヨークハーバー リミテッドエディション」誕生
1904年、スイスのヘルシュタインという小さな村で創業した【オリス(ORIS)】は、実用性と趣味性を兼ね備える機械式時計を展開し、世界各国で愛されている。今回、2010年から継続している社会貢献活動を支援する目的の限定コレクションの最新版として、人気ダイバーズウオッチ「アクイス デイト」をベースにした「ニューヨークハーバー リミテッドエディション」を発表した。価格は36万3000円。世界限定2000本。
輝くグリーンのマザーオブパールを文字盤に使用
時計界でも率先し、海洋環境の保全に務めているオリスは、ニューヨーク市を拠点とする「ビリオン・オイスター・プロジェクト」への支援を発表した。この非営利団体は、2035年までに10億匹の生きたオイスターをニューヨーク港に復元することを目標に掲げており、濾過摂食を行うオイスターの特性によって水質を取り戻し、周辺の生態系を含めた改善を試みる活動を行っている。“よりよい社会への変革”をテーマとしているオリスだからこそ、同団体へのサポートを決定し、その一環としてコラボレーションウオッチのアイデアを形にできたわけだ。
かつてニューヨークの港湾はオイスターがひしめき合っていたという。ここで成長したオイスターは、一日に50ガロン(約200リットル)の海水を浄化する役割りを担っていた。いわゆる自然のフィルターとして機能していたのだ。しかしニューヨークの発展とともにオイスターは減少し、下水や工業廃水がハーバーを汚染させてしまった。その背景もあって1972年にクリーンウォーター条例が制定されてゴミの投棄や未処理排水が禁止され、水質は徐々に改善。そして2014年には「ビリオン・オイスター・プロジェクト」が教員のマリー・フィッシャーとピート・マリノフスキーによって立ち上げられ、1万1000人のボランティアが活動に参加。ニューヨーク市内の100の学校や50軒を超えるレストランとパートナーシップを結び、オイスターを放ったり、情報を発信してきた。現在までに7500万個ものオイスターを放流することに成功しており、約1800坪の18か所で若いオイスターが生息エリアとして住み着いていることが確認されている。
オリスは「ビリオン・オイスター・プロジェクト」の活動を資金面でサポートするだけでなく、このスペシャルピース「ニューヨークハーバー リミテッドエディション」によって、世界中にその活動を知らしめることに貢献。購入者は、間接的ながらも地球環境の保全に参加することとなる。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/
Text/WATCHNAVI編集部