屈強なダイバーズウオッチ【ミドー オーシャンスター】のブラックDLCバージョンがレッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズにて発表

スペイン語で“Yo mido”(私は計測する)が社名の由来となっているスイスブランド【ミドー(MIDO)】は、美しさ、信頼性、機能性を結合し、時代を経ても色褪せない時計の作り手として知られている。そんな同社がオフィシャルパートナーを務めるスポーツダイビング競技「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」のパリ大会で、新作「オーシャンスター 600 クロノメーター ブラックDLC スペシャルエディション」を発表した。価格は23万7600円(税込)。

人気の大深度防水ダイバーズウオッチをDLCコーティング

 

ミドーは海をステージとする優れたタイムピースをこれまでも輩出してきた。2019年からはレッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズとパートナーシップを締結。それらの関係性から生み出された「オーシャンスター 600 クロノメーター ブラックDLC スペシャルエディション」は、ミドー唯一のプロ仕様ダイバーズウオッチ「オーシャンスター 600 クロノメーター」をベースとする特別仕様。ステンレススチール製のケース&ブレスレットにDLC加工を施し、精悍なブラックにまとめられている。

9時位置にヘリウムガス排出バルブを搭載。限られたダイバーだけが行える飽和潜水に対応する

漆黒のデザインに浮かび上がるグリーンのディテール

本機は徹底してブラックにこだわったデザインが特徴で、外装以外にも文字盤はブラックラッカー仕上げ、逆回転防止ベゼルにはブラックセラミックを採用している。このベゼルの表示板やアプライドインデックス、針にはグリーンのスーパールミノバ グレードXが備えられており、暗所や光の届きにくい水中でも優れた視認性を発揮する。プロユースの機能として、屈強な60気圧防水を軸に、飽和潜水時にケース内に入り込んでしまうヘリウムガスを自動で排出するバルブも装備。ミドーの防水テクノロジーを象徴するディテールとして、ケースバックにはヒトデのレリーフが施されている。

ブレスレットのほかに、付け替え用としてブラックラバーストラップが付属する

COSC認定クロノメーターの「キャリバー80 COSC Si」を搭載

搭載する自動巻きムーブメントは「キャリバー80 COSC Si」。ブラックダイアル上に署名があるように、COSC(スイス公式クロノメーター検定協会)による厳格なテストを受けた高精度仕様である。パワーリザーブは最大80時間という実用的なスペックで、最新のシリコン製ヒゲゼンマイを採用していることから耐久性、耐磁性、耐衝撃性においてもメリットが得られた構成となっている。

ミドー「オーシャンスター 600 クロノメーター ブラックDLC スペシャルエディション」 Ref.M026.608.33.051.00 23万7600円/自動巻きムーブメント(Cal.80 COSC Si/ETA C07.821ベース)、毎時2万1600振動、最大80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット(DLC加工、交換用ラバーストラップが付属)、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径43.5mm、厚さ14.1mm。60気圧防水

 

オーシャンスターのGMTモデルも発表

レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズのパリ大会では、「オーシャンスター 600 クロノメーター ブラックDLC スペシャルエディション」に加えて「オーシャンスター GMT」の特別カラーも発表された。本機は2つの異なるタイムゾーンを表示できるGMT機能を搭載。ブルーダイアルに鮮やかなレッドのフランジを組み合わせた、コントラストが印象的な一本となっている。価格は17万500円で、2022年8月発売予定。

 

問い合わせ先:ミドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7190 https://www.midowatches.com/jp/

Text/三宅裕丈