【モーリス・ラクロア】の人気ウオッチ「アイコン #タイド」からアーティスト BENZILLAとのコラボレーションモデルが登場
1975年に創業したスイスの時計ブランド【モーリス・ラクロア(MAURICE LACROIX)】が、人気コレクション「アイコン #タイド」より著名なタイ人アーティストであるBENZILLA氏とのコラボレーションモデルを発表した。「アイコン #タイド BENZILLA」と名付けられたスペシャルエディションの価格は9万3500円(税込)。
エコフレンドリーなタイムピース「アイコン #タイド」
1990年代のモーリス・ラクロアの象徴的なモデル「カリプソ」の復刻版となる「アイコン」は、モダンなデザインとリーズナブルな価格設定により人気を高めた。2022年3月に追加された「アイコン #タイド」は、海へ流れ出る前に回収されたプラスチックごみをアップサイクルしたプラスチックとグラスファイバーを組み合わせた素材、オーシャンバウンド・プラスチックをべゼル、ケース、ケースバック、リューズ、エンドピース、そしてバックルに使用したサスティナブルなタイムピース。世界的に問題となっているプラスチックごみが、腕時計へと生まれ変わるエコフレンドリーな試みとして大きな話題を集めている。
ブランド精神を体現するアーティストとして参加
新作「アイコン #タイド BENZILLA」は「アイコン #タイド」をベースモデルに、モーリス・ラクロアのクルーメンバーの一人であるタイ人アーティスト、BENZILLA氏が手掛けたコラボレーションモデルである。同氏はバンコク大学で美術工芸を学んだ後、アーティストの道へ。たくさんの色を用いる手法を得意としており、カラフルなストリートアートによってその名を知られるようになった。なお、色覚障害というハンデがありながらも多くの作品を生み出すその姿は、まさにモーリス・ラクロアの精神である「#BEYOURAIKON」を体現するもので、両者は共鳴し合う関係にある。
オンリーワンのデザインとカラーリング
本機の魅力は、BENZILLA氏が手掛けた明るく賑やかなデザイン、カラーリングに尽きる。ポップなオレンジのケースとライトブルーのストラップに、6つの爪を配したマットブラックのベゼルをセット。ストラップのオレンジロゴもアイキャッチとして効果的だ。文字盤には「LOOOK」と名付けられた三つ目のキャラクターが描かれいる。これは私たちの近くにいるエイリアンという、BENZILLA氏のアイデアから生まれた。また、専用工具不要でストラップを付け替えできるイージーストラップ交換システムを搭載している。そのため気分やファッションに合わせてストラップをセレクトできる。
プラスチックごみから作られたと思えない質感
「アイコン #タイド BENZILLA」も「アイコン #タイド」と同じく、アップサイクルしたオーシャンバウンド・プラスチックを原料とする新作。17本のペットボトルから、1本の腕時計とパッケージが作られているが、手に取れば想像以上のクオリティに驚くことだろう。そしてデザインや機能だけでなく、海の生物や環境を守るという特別な使命もまた価値になることを示している。
問い合わせ:モーリス・ラクロア(DKSHジャパン) TEL.03-5441-4515 https://www.mauricelacroix.com/jp_ja/
Text/三宅裕丈