レトロデザインとコスパの高さで人気の機械式時計【オリス ダイバーズ65】に自社ムーブメント「キャリバー400」搭載モデルが登場

創業から120年近い歴史を持つスイスの時計ブランド【オリス(ORIS)】が、同社初のダイバーズウオッチをモチーフとする復刻版「ダイバーズ65」の自社ムーブメントモデル「ダイバーズ65 12H キャリバー400」を発表した。ステンレススチールブレスレットモデルが48万4000円、レザーストラップモデルが46万2000円となっている。

キャリバー400の高機能をレトロスタイルで楽しめる

 

オリスが1965年に世に送り出したブランド初のダイバーズは、当時レジャーとして広まりつつあったダイビングの人気もあって好評を博し、代表するタイムピースとなった。その半世紀後となる2015年、満を持して「ダイバーズ65」として復活を果たしたのだった。こちらは本格的な潜水機能を備えず、使い勝手を優先した10気圧防水にあえて止め、ヴィンテージスタイルを楽しむモデルとして提案。幅が狭い回転ベゼル、ドームフォルムの風防、ガードを持たないリューズ、リベット風のブレスレットといったレトロな外観を巧みに表現しながら、複数のサイズ展開(38・40・42mm径)、ダイアルカラー、ケース素材などによる多数ラインナップを揃え、今や同社の看板コレクションとなっている。

1960年代に使われていたオリス社のロゴが入ったボックスに入れて販売。ステンレススチールブレスレットモデルのほかに、ダイアルと同色のレザーストラップがセットされたバリエーション(Ref.01 400 7772 4054-07 5 20 82)も存在する

 

この実用性と趣味性を兼ね備える「ダイバーズ65」に自社製造の「キャリバー400」を投入したのが、新作「ダイバーズ65 12H キャリバー400」だ。オリスこだわりの最新ムーブメントのメリットは多岐にわたるが、とりわけ精度の追求、磁気耐性、パワーリザーブの強化、ロング保証の4項目は、同価格帯のライバルブランドを凌駕するレベルにある。

 ハイスペックなオリス自社製造「キャリバー400」

【高精度】
COSC認定クロノメーターを超える精度テストを、オリスが独自に設定して実施。日差-3〜+5秒を達成している。

【耐磁性】
30以上のパーツが磁気の影響を受けにくい素材から構成され、耐磁時計の基準ISO764の規定を上回るスペックを実現。

【5日間パワーリザーブ】
主ゼンマイや輪列、巻き上げ効率などを工夫し、最大で5日間(120時間)ものパワーリザーブを確保することに成功。

【10年保証】
自動巻きローターと巻き上げ機構を改良して不具合を低減。MyOrisの登録によって保証期間が10年間へと延長される。

 

本機が汎用ムーブメントのダイバーズ65と外見上で異なるのが、両方向回転式のベゼルに12時間表示を備えている点。この回転ベゼルの目盛りを任意のタイムゾーンの時に合わせることで、簡易的な第二時間帯表示として機能する。また、スチールバックではなく風防と同じサファイアクリスタル製の裏蓋となっているため、自慢の「キャリバー400」を眺めることができる。各インデックスと各針、回転ベゼルの基点にはスーパールミノバ(BG W9)蓄光が塗布されており、暗闇や夜間においても時刻を読み取ることが可能である。


オリス「ダイバーズ65 12H キャリバー400」 Ref.01 400 7772 4054-07 8 20 18 48万4000円/自動巻き(自社製Cal.400)、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。マルチピースステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、両面ドーム型サファイア風防(内面無反射コーティング)。直径40mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/

Text/WATCHNAVI編集部