スイス屈指の高級時計ブランド【ブレゲ】のベストセラー「クラシック 7337」に華やかなゴールドケースモデルが新ラインナップ

200年以上の歴史を誇り、ムーブメントから自社一貫製造を行えるマニュファクチュールとして知られる名門【ブレゲ(Breguet)】が、「クラシック 7337」の新作を発表した。ケース素材に優雅なホワイトゴールド、または気品高きローズゴールドを使った2型がラインナップ。価格はともに591万8000円(税込)。

伝統のデザイン様式を受け継ぐ「クラシック 7337」

 

今回発表された「クラシック 7337」のニューモデル2型は、ホワイトゴールドケースにミッドナイトブルーのストラップの組み合わせと、ローズゴールドケースにミステリアスブラウンのストラップの組み合わせ。オフセンターレイアウトのユニークな文字盤に緻密なギヨシェを施し、オープンワークを施した通称“ブレゲ針”をセット。こうしたブレゲの伝統的デザインコードを受け継ぎつつ、カラーを含めたモダンな要素を取り入れてアレンジすることで、「クラシック」の新たな魅力を引き出している。

ブレゲの職人技が光る計算され尽くした文字盤

両機共通のディテールである文字盤は、ギヨシェ彫りの技術を身に付けたブレゲ社内の専門職人が手動旋盤を使って各パターンを施している。オフセンターダイアルにはクル・ド・パリを、チャプターリング外縁部にはバーリーコーン(グレンドルジュ)をあしらい、美を与えるとともに光の反射を抑える効果を持たせている。12時位置にレイアウトしたムーンフェイズも秀逸で、ゴールド製の月のモチーフはハンマーを使った手仕上げ。この月を囲む雲にはサンドブラスト処理を施し、マットな質感とした。さらに夜空の部分はブルーラッカーでコーティングし、角度によって煌めく星々をスパンコールで表現。幻想的な雰囲気の月齢表示として成立させた。

ブレゲ屈指の薄型ムーブメント「キャリバー502」

直径39mmのラウンドケースに搭載されているムーブメントは、わずか2.4mm厚のブレゲ最薄メカのひとつ「キャリバー502.3 QSE1」だ。236パーツから構成されており、自動巻きのローターをオフセンターに配置することで、主要な構成パーツに対して最大のスペースを確保し、ムーブメントの厚さを最小限に抑えるように設計。さらに、ヒゲゼンマイに加えてインバーテッド・ストレートライン脱進機のホーンにシリコンを採用。これによって磁気帯びや腐食の心配がなくなり、温度変化にも影響を受けにくい特性を得ている。もちろんサファイア製ケースバックとなっているため、キャリバー502.3 QSE1の精緻な作りや、ギヨシェ装飾のバーリーコーン模様とコート・ド・ジュネーブ模様の美しく仕上げられたホワイトゴールドローターなどを鑑賞できる。


ブレゲ「クラシック 7337」 Ref.7337BB/12/9VU 591万8000円/自動巻き(自社製Cal.502.3 QSE1)、毎時2万1600振動、約45時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm、厚さ9.95mm。3気圧防水。

 


ブレゲ「クラシック 7337」 Ref.7337BR/12/9VU 591万8000円/自動巻き(自社製Cal.502.3 QSE1)、毎時2万1600振動、約45時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm、厚さ9.95mm。3気圧防水。

 

問い合わせ先:ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211 https://www.breguet.com/jp

Text/三宅裕丈