来年6月“新宿がジュネーブになる”超大型イベントの布石としてパテック フィリップが新宿住友ビルに巨大なクリスマスツリーを展示

パテック フィリップは、2022年12月25日(日)までの期間、新宿住友ビル三角広場に日本初となる巨大クリスマスツリーを設置している。高さ8メートルのツリーには、時計の歯車やゼンマイをかたどった本社エントランスのオブジェ、カラトラバのエンブレムなどが飾られるほか、20分ごとに約2分30秒のライティングショーもある。

荘厳なるクリスマスツリーは翌年の大規模イベントの予告

今回のクリスマスツリーの設置は、日本初の試み。パテック フィリップのエンブレムである“カラトラバ”が頂上でひと際明るく輝くツリーには、本社エントランスにもある“スパイラル”のオブジェや時計の歯車などの巨大なオーナメントが飾られる。その周囲には幻想的な光を映し出す大小12個のダイヤ型装飾が浮遊。最高峰ブランドに相応しい華やかな世界を作り上げている。

さらに20分ごとに行われるライティングショーでは、音で時を知らせるミニット・リピーターのゴングが響き渡る仕掛けも用意。目だけでなく、耳でも楽しめるようになっている。また、このツリーの横にある大型スクリーンでは、本社社長のティエリー・スターン氏が日本のファンに向けたメッセージムービーも流れている。

パテック フィリップがこの場所を選んだ理由には、2023年6月10日〜25日にパテック フィリップが計画している「パテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビション(東京2023)」の会場になるという背景がある。本展は、2012年のドバイ開催を皮切りにミュンヘン、ロンドン、ニューヨーク、シンガポールに続いて6回目の開催となる。

2017年、ニューヨークのチプリアーニ 42th St.で開催された際に入場を待つ人々

東京開催では、過去最大規模となる約500点のタイムピースとオブジェが展示され、いくつかのリミテッド・エディションも発表されるとのこと。

ハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人に販売されたと伝えられるスイス初の腕時計(左/1868年製造)と、1851年にロンドンで開催された世界初の万国博覧会の際にヴィクトリア女王に献上されたとの伝説が残るペンダント・ウォッチ(右/1850〜51年製造)

2500平方メートルを超える広さの展示会場は10のテーマ・エリアに分けられた展示は、ローヌ通りにある歴史的な本社やプラン・レ・ワットの工場、パテック フィリップ・ミュージアムなど、ジュネーブにあるパテック フィリップゆかりのランドマークを巡るかのような体験ができるという。

2019年、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた際のミュージアムルーム
来場者にメカニズムを説明する開発部長フィリップ・バラ氏(2015年/ロンドン サーチ・ギャラリー)

これまでに開催された5回のイベントは開催ごとに規模と範囲を拡大し、合計で約16万5000人の来場があったという。単独の時計ブランドが主催するイベントとして最大規模であろうことは想像に難くない。第6回ウォッチアート・グランド・エキシビションは、3月から発券が予定されている。

問い合わせ先:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109
https://www.patek.com/