漫画テイストのポップなイラストをサブダイアルに描いたスイスウオッチ【ペルレ タービン エロティック】
世界初となる自動巻きポケットウオッチを発明したアブラアン-ルイ・ペルレが、1777年に設立したスイスの時計ブランド【ペルレ(PERRELET)】。伝統と革新が融合するアイコンコレクション「タービン」のニューモデルとして、「タービン エロティック」2型が発表された。価格は各88万円(税込)で、世界限定各50本。
「タービン」にペルレならではのユニークさをプラス
「タービン エロティック」は名称の通り、ポップなエロティックシーンをサブダイアルに描いた、挑戦的かつ刺激的なタイムピースである。フランス語で“polissoner(ポリソネル)”、英語で“カンバセーションピース”と呼ばれるエロティックウオッチは1600年代から存在しており、1800年代半ばには機械式アニメーションのオートマトンが導入され、さらに発展した歴史がある。ペルレも過去にエロティックをテーマにしたコレクションを発表して話題となったが、再び時計コレクターの関心を集める新作が市場に投入されることとなる。
「タービン エロティック」は2型(Ref.A4062/S2とRef.A4062/S3)がラインナップされており、それぞれ異なるイラストがサブダイアルに描かれている。腕の動きによって12枚のブレードがついたタービンが文字盤上で回転する構造になっており、これを通してサブダイアルを見ることができる。なお回転が早ければ早いほどイラストが鮮明に表示されるが、今回はサブダイアルに海外で“HENTAI MANGA”と呼ばれる日本の漫画にインスパイアされた絵を採用。ユーザーだけが存分に楽しめる、ペルレならではの遊び心を生かしたギミックを備える。
自社製造の自動巻きムーブメント「キャリバーP-331-MH」を搭載
モノトーン調のインナーベゼルやタービンで構成させるダイアルデザインのアクセントとなるのは、鮮やかなレッドの秒針。サブダイアルのイラストにもレッドが使われており本機のキーカラーになっている。外観の大胆さに注目が集まりがちだが、機械式時計としての信頼性も極めて高く、ムーブメントは高精度を証明するクロノフィアブル・テストとスイス公式クロノメーター検定をパスする、自動巻きの「キャリバーP-331-MH」を採用。こちらはペルレの自社製造で、セットされているオープンワークローターの美しさや各仕上げもハイレベル。サファイアクリスタルケースバックのため、裏側からの眺めもユーザーの満足感を満たすものである。
「タービン エロティック」は、サブダイアルと同じイラストでカスタマイズされた専用ボックスが付属。2型とも世界限定50本の希少なコレクションとなっている。
ペルレ「タービンエロティック」 Ref.A4062/S2 88万円/自動巻き(自社製Cal.P-331-MH)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径44mm、厚さ13.82mm。5気圧防水。世界限定50本。
ペルレ「タービンエロティック」 Ref.A4062/S3 88万円/自動巻き(自社製Cal.P-331-MH)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径44mm、厚さ13.82mm。5気圧防水。世界限定50本。
問い合わせ先:オールージュ TEL:03-6452-8802 https://perrelet.com/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈