国産時計の最高峰【グランドセイコー】より「キャリバー9S」の誕生25周年を記念する2本の限定モデルが登場
【グランドセイコー(GRAND SEIKO)】は、キャリバー9Sの誕生25周年を記念した限定モデル2機種を発表した。キャリバー9S85を搭載するSBGH311は先行販売をスタートしており、価格は88万円(税込)。キャリバー9S65を搭載するSBGR325は、2023年4月21日(金)発売予定で価格は70万4000円(税込)。各1200本の数量限定となっている。
名機キャリバー9s系は1998年発表のSBGR001で初めて搭載
1998年、グランドセイコーが誇る高精度な機械式ムーブメント「キャリバー9S」を初搭載した「SBGR001」が発表された。本機はウオッチデザイナーとして初めて現代の名工に選ばれ、黄綬褒章を受章した小杉修弘(こすぎのぶひろ)氏がデザインを担当。長く愛される腕時計を目指し、その本質である装着性、操作性、視認性を追求している。職人技による上質な造形、普遍的な美しさを表現するべく外装にはザラツ研磨を施す。現在ではグランドセイコー ヘリテージコレクションのロールモデルとして、デザインの手本となっている。
キャリバー9Sが開発されてから2023年で25年。さらなる進化と革新を図るグランドセイコーの理念に基づき、傑作SBGR001とほぼ同じサイズに設計されたSBGH311 & SBGR325が発表された。両機とも雄大な岩手山の情景、自然や季節の移ろい、時の本質に迫ろうとする匠の技からインスピレーションを得て、グランドセイコーの哲学を具現化したモデルとなっている。
岩手山を包み込む雲海を表現したキャリバー9S85搭載モデル
キャリバー9S85を搭載するSBGH311は、グランドセイコーの機械式モデルが生み出される「グランドセイコースタジオ 雫石」にほど近い岩手山を包み込む、幾重にも重なった雲海の雲がテーマ。有機的な模様のシルバーダイアルは、光の当たり方によって様々な表情を見せる。搭載する10振動のハイビートメカニカルムーブメント「キャリバー9S85」は、25周年記念限定ならではの仕様としてローターにグランドセイコーの獅子のエンブレムをあしらう。チタン素材の新開発ローターは、特別な陽極酸化処理でスカイブルーカラーに仕上げ、雲海の上に広がる澄み切った青空を表現している。
「グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル」 Ref.SBGH311 88万円/自動巻き(自社製Cal.9S85)、毎時3万6000振動、約55時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、デュアルカーブサファイアクリスタル風防(内面無反射加工)。直径37mm、厚さ13.3mm。10気圧防水。世界限定1200本(国内600本)。グランドセイコー ブティックオンラインで先行発売。2月24日(金)にグランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップで発売予定。
岩手山の山頂から見上げた中天を表現したキャリバー9S65搭載モデル
キャリバー9S65を搭載するSBGR325も、「グランドセイコースタジオ 雫石」の近くにある岩手山にヒントを得た一本。その山頂から見上げる中天の情景をスカイブルーのダイアルで表現しており、光沢のある表面に呼応するダイヤモンドカットの針&インデックスが美しく輝く。最大で約72時間持続するメカニカルムーブメント「キャリバー9S65」も25周年記念限定のデザインとして、ローターにグランドセイコーの獅子のエンブレムをあしらう。こちらはグランドセイコーブルーの陽極酸化処理を施す。
「グランドセイコー ヘリテージコレクション キャリバー9S 25周年記念限定モデル」 Ref.SBGR325 70万4000円/自動巻き(自社製Cal.9S65)、2万8800振動、約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射加工)。直径37mm、厚さ13.3mm。10気圧防水。世界限定1200本(国内600本)。2023年4月21日(金)にグランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップ、グランドセイコーショップで発売予定。
問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-01 https://www.grand-seiko.com/jp-ja ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/WATCHNAVI編集部