【ブライトリング】がQ36.5プロサイクリングチームとスポンサー契約を締結

スイスの時計ブランド【ブライトリング(BREITLING)】が、初めてサイクリングチームのスポンサーとなり、「未来へのレース」をミッションとしてワールドツアーに参戦するプロチームをサポート。1950年代初頭、ブライトリングは多くのサイクリング界最高峰のレースの公式タイムキーパーを務めた。創業家3代目のウィリー・ブライトリングが情熱を注いだスピードを追求するスポーツは、自社の高精度クロノグラフと密接に関わっている。

Q36.5プロサイクリングチームのメンバー

長期的な関係を築いてきたブライトリングとサイクリングチーム

ブライトリングは初のサイクリングチーム(Q36.5プロサイクリングチーム)とのスポンサー契約を発表、この長きにわたる連携を継続している。イタリアのサイクリングアパレルブランドQ36.5により新たに創設されたプロツアーチームが、2026年までにワールドツアーに出場できるようブライトリングがサポートしている。

「サイクリングは世界で最も急成長しているスポーツの一つです。私たちの歴史の中でも大きな位置を占めており、この遺産を未来へと引き継ぐためには、強いビジョンを持つ適切なパートナーが必要でした」とブライトリングのジョージ・カーンCEOはコメントしている。

新たに入団した、13か国の選手24人は明日、プレシーズンのトレーニングキャンプで始動、1月30日から2月3日にかけて初開催されるサウジツアーに向けて準備している。スイス籍プロサイクリングチームの初年度は、目的意識を持ってレースに臨み、若い選手を成長させ、プロツアーで実績を残すことを目標としている。

Q36.5プロサイクリングチームのユニフォームには新たにスポンサーになったブライトリングのブランドロゴがプリントされている

自転車で世界をつなぐ

ブライトリングは、南アフリカに拠点を置いて活動する団体クベカを支援している。この団体は、交通手段が限られた遠隔地のコミュニティに通学や通院、通勤の足となり住民の生活を改善する自転車を提供している。Q36.5プロサイクリングチームのGM、ダグラス・ライダーもクベカを長年にわたりサポートを行っており、以下のようにコメントしている。

「進化を理念の中心とする、私たちの目標の一つは、国際的なチームとグローバルなレースカレンダーを活用し、教育と物理的な移動を通して、アフリカにおける社会交通の有益性の認識を広めることです。もう一つの目標は、二酸化炭素排出量を削減し、プラスチックの使用を最小限に抑え、より健康的でサステナブルなコミュニティを築く手段として、自転車の利点を紹介することです。これらすべてが、誰にとってもより良い世界を実現するという私たちのミッション『未来へのレース』へと繋がるのです」

Q36.5プロサイクリングチームのメンバー  © Valeriano Di Domenico

豊かなサイクリングのヘリテージ

20世紀半ばを通じて、ブライトリングはツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ミラノ~サンレモ、フレッシュ・ワロンヌなど世界最高峰のサイクリングの大会で計時を行ってきたという歴史がある。そして過去には史上最高のサイクリストであるジーノ・バルタリとファウスト・コッピの2人がブランドアンバサダーを務めていた。さらに、ブライトリングが過去に毎年発表していたジロ・デ・イタリアのウオッチは、昔も今も人気のコレクターズアイテムとなっている。

2018年からブライトリングは、オールド・ミューチュアル・ウェルス・ダブルセンチュリーに参加して、サイクリングと繋がっており、南アフリカで開催される202キロの過酷なロードレースは、クベカのための資金を集め、社会交通全般を支援することに役立っている。同時に、世界最大のスポーツコミュニティ、ストラヴァのブライトリングクラブのページは正規会員が4万7千人を超え、毎年開催されるダブルセンチュリーなどブライトリングのサイクリングチャレンジをバーチャルでフォローしている。「当社のお客様は私たちと同じようにサイクリングに夢中です。世界中で私たちと一緒に走る何万人ものライダーのコミュニティがあるのですから」とジョージ・カーンは話す。

今回のQ36.5プロサイクリングチームとの契約により、ブライトリングは再びプロのサイクリング界に参入する。このスポーツは、カジュアルで包括的、サステナブルなラグジュアリーを目指すブライトリングのビジョンを、今まで以上にサポートしてくれる。

 

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/

Text/平野翔太(WATCHNAVI編集部)