【クレドール】伝統工芸・螺鈿細工で漆黒の夜空に飛ぶ「流星」を表現したスリムな限定アートウオッチ

クレドール(CREDOR)】のArt Piece Collection(アートピースコレクション)より、ニューモデルが2月10日(金)にリリースされる。「アートピースコレクション 螺鈿ダイヤル 限定モデル」は限定60本で、価格は165万円(税込)。

漆黒のダイアルに螺細細工で流星を美しく表現

新作「アートピースコレクション 螺鈿ダイヤル 限定モデル」のデザインテーマは「流星螺鈿(りゅうせいらでん)」で、漆芸家・田村一舟氏の匠の技によって漆黒の夜空に無数の星が流れる情景をブラックダイアルに描写。伝統の螺鈿細工を現代的なデザインとして落とし込んでいる。

無数の星が放射状に流れる流星群は、螺鈿の貝特有の様々な色の輝きで表現しており、使用する貝の幅は僅か0.2mmで、最先端の加工技術と手業を組み合わせて極細にカット。インデックスの螺鈿にはダイアル上で輝く明るい白蝶貝を使い、美しさとともに高い視認性も実現している。そのほかの螺鈿には様々な色を放つ夜光貝を用い、夜空に煌めき消えゆく流星のはかない輝きを表現している。

職人が手作業で仕上げたスリムな手巻きムーブメント

ムーブメントは、厚さわずか1.98mmの「キャリバー6890」を搭載。属する68系ムーブメントの魅力は、国産最高級ドレスウオッチ向けに性能のみならず工芸的価値や美を追求した点であり、雫石高級時計工房において高度な技能を有する時計師が組み立てから調整、ケーシングまで一貫して手掛けている。

また、一つひとつのパーツの形状補正やアガキ(部品と部品の間に必要な隙間)調整に100分の1mm単位の精度を求めており、最終仕上げは職人の手先の感覚によってのみ実現。そのため、熟練した技を持つ時計師でも一日にわずか1個か2個しか手掛けられない、価値あるムーブメントとなっている。サファイアクリスタルバック越しに鑑賞できる装飾や構造の精緻さ、テンパー仕上げ(鉄を焼くことで表面にできる青色の酸化膜)の美麗なネジも見どころだ。

時計と漆。世界に誇る2つの職人技を融合させた本機。そのエレガントな佇まいやわずか60本という希少性が、Art Piece Collectionとしての存在価値を物語っている。

クレドール「アートピースコレクション 螺鈿ダイヤル 限定モデル」 Ref.GCBY997 165万円/手巻き(自社製Cal.6890)、毎時2万1600振動、約37時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、クロコダイルストラップ、デュアルカーブサファイアガラス風防(内面無反射加工)。直径37mm、厚さ6.5mm。日常生活防水。限定60本。2023年2月10日(金)発売予定。

 

問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-01 https://www.credor.com/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/WATCHNAVI編集部